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内容説明
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温室効果ガスの排出量実質ゼロの目標に向けて、再生可能エネルギーへの注目が集まっています。本書では、再生可能エネルギーの技術やビジネス動向を図解でわかりやすく解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョンノレン
39
再生エネルギーについて、各エネルギーの詳しい仕組み、産業構造、世界各国との比較から今後の課題まで、網羅的に書かれており、素人でも何とか全体像を掴めた。太陽電池パネルの世界シェアは中国に席巻されているが、日本等で開発中のペロブスカイト太陽電池(軽量かつ弾力性富む)はビル側面等設置可能スペースが格段に拡大するので、ゲームチェンジャーにも?先般、海外の洋上風力発電大手が、政府の誘致公募ルール変更を機に軒並み撤退し、大型機導入の道が途絶との記事が載っていた。おいおい、2050年に脱炭素100%って、平気かなあ。2022/07/27
vinlandmbit
36
図書館本。技術士試験向けに読了。2022年初版発行のものであり記載内容も最新で、本書とエネルギー白書を読む事で最新の再生可能エネルギーの状況を掴む事が出来そうです。2022/05/07
サンセット
6
2022年時点の最新動向が色々載っていてよかった。太陽光は発電コストが現時点でも火力並みだが、ペロブスカイト型だとフィルム構造なので更に安くなる可能性がある。風力は日本メーカーが海外との競争に負けて撤退しているが、経済性を考慮しても導入ポテンシャルが最も多く、洋上風力などの拡大が期待される。バイオマスは太陽光の次に導入が進んでいるが、廃棄物量は変動するので導入ポテンシャルの推計が難しい。地熱はベースロード電源にもなるが、調査を含めて導入に10年くらいかかる。電力の安定化には蓄電池や系統の強化が必要。2023/02/16
masabox
3
学習すべきは最新のトレンドなんですけど、なかなか固まっていないテーマって難しいですよね。で、再生可能エネルギー。再生可能をどこまでとか、世界的な基準や制約、まだ緩い部分があるわけですけど、きっちりとまとまっております。バイオマスってのは堆肥だけでないし、小規模水力発電にも言及しております。コレを一冊、手元においておけば、再生エネルギーに関する話をするには、ベースにできますね。1,2年で情報は更新されてしまうんですけど、今、読んでおくのにはこれだけ網羅されていれば十分と感じました。2022/04/16
dahatake
2
再生可能エネルギーを理解する上では非常によくまとまってる。水素電池や中小水力発電は、ちゃんと知らなかった。 エネルギーは、国づくりの視点なしで民間のみでは進められない。ここは太陽光・風力での日本としての失敗をちゃんと振り返って、地熱や海洋発電などに真剣に取り組んでもらいたい。技術開発とビジネス開発も含めて。2022/11/23