文春文庫<br> 千里の向こう

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文春文庫
千里の向こう

  • 著者名:簑輪諒【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2022/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167918279

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内容説明

あなたはまだ中岡慎太郎という男を知らない!
龍馬とともに暗殺された中岡慎太郎。庄屋の家に生まれたいごっそう(頑固者)が謀略うずまく幕末を駆け抜けた。稀代の傑物の一代記。

※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

喪中の寺ちゃん

55
中岡慎太郎を主人公にした歴史小説。幕末ものをあれこれ食い散らかすように読んできた私にも、すいすい読めるいい時代小説だった。慎太郎と共に時代をぐんぐん前へ前へ進む一方のような、目的に向かう小説だと思った。最近の幕末研究も取り入れてあるのも良い。ただ、小説に史実を言うのは野暮だが、慎太郎と坂本龍馬の面識は、薩長同盟締結奔走時以前にはほぼ確認できないらしい。いくら一緒に死んだからといって、宿命の2人のように描かれるのはベタではある。中岡慎太郎は、龍馬がいなくとも単独で魅力ある人物である。褒め過ぎたくはないが。2022/03/04

かずぺん

6
この時代に生きる人たちは、時間を大切にしていることが実感できます。2022/05/30

スプリント

6
前半生にページが割かれすぎていて後半の倒幕に向けた岩倉具視との邂逅などにほとんど触れられていないのが残念だった。2022/03/19

k-katayama

5
幕末土佐藩の二人の志士。今まで、龍馬を軸に描いた小説はたくさん読んだが、中岡慎太郎を中心にした物語は初めて。新たな視点で、幕末の史実を見返すことが出来、おもしろい時間を過ごせた。2022/09/27

keisuke

3
いろんな幕末小説に名前は出てくるけど、主人公にしなることはない中岡慎太郎。こうして中岡慎太郎を主人公にした小説をようやく読めて嬉しかったです。2022/03/10

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