デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃

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デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃

  • ISBN:9784865280630

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内容説明

1960年代の終わり。パーティーガールのデイジー・ジョーンズは、その比類なき歌声と存在感でLAじゅうにその名を知らしめようとしていた。同じ頃、ビリー・ダン率いるバンド「ザ・シックス」は、ファーストアルバム録音のため意気揚々とサンセット大通りにやってきた。
レーベルメイトとなったデイジーとザ・シックスは、共同制作を行うことに。
デイジーとビリー、ふたつの才能が出会って火花を散らし、パーティーと酒とドラッグまみれの「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス」は一躍スターダムを駆け上がるが……。

ロックが一番輝いていた季節を回想形式で描く、傑作長編小説。

目次

著者覚え書き
グルーピーのデイジー・ジョーンズ:一九六五-一九七二
ザ・シックスの黎明期:一九六六-一九七二
イットガール:一九七二-一九七四
デビュー:一九七三-一九七五
ファースト:一九七四-一九七五
セヴンエイトナイン:一九七五-一九七六
ザ・ナンバーズ・ツアー:一九七六-一九七七
オーロラ:一九七七-一九七八
オーロラ・ワールド・ツアー:一九七八-一九七九
シカゴスタジアム:一九七九年七月十二日
著者覚え書き
あの頃と今と:一九七九-現在
最後に一つだけ: 二〇一二年十一月五日
『オーロラ』歌詞
謝辞
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

26
架空のバンド、デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス。関係者へのインタビュー形式で天賦の才に恵まれたデイジーとビルの煌めき、葛藤、衝突が目まぐるしくも鮮烈に繰り出され、感情に訴えかけてくる。メンバー達の証言もまた複雑な心境を行ったり来たり、温度もそれぞれなのが奥行きになって良い。すべてを曝け出し、エネルギーに変えるパフォーマンスは圧巻。発散される熱気と後の虚脱感は振り返るとどこか甘やかですらあり、青春の火花と終わりまで寄り添ってくれる。ビルの妻カミラの人生何周目感がすごい。2023/03/30

みかん

7
架空のバンド、デイジー・ジョーンズ・アンド・シックス。デイジーとその関係者へのインタビュー形式での物語。とにかくカッコよかった!70年代のロス、それこそセックス・ドラッグ&ロックンロールを華麗に駆け抜けていくリアルを語っていくフィクション。2023/05/03

鹿ノ子

5
マジで最高!2023/05/23

拡がる読書会@大阪

2
当時は音楽業界はまだまだ男社会。女性にとっては難しい環境でもあるのですが、物語に出てくる女性たちは強く生きています。 才能に人間性が追いついていないデイジー。 男社会の一員として立場を確立しているキャリア思考のカレン。 妻として母としての役目を成し遂げるカミラ。 フェミニズムな話ではないのですが、三者三様の生き方がインタビューから覗き見ることが出来ます。 https://note.com/sharebookworld/n/n8edd9a76f1a22023/05/15

pf3naru

2
インタビュー形式でほとんどセリフのみで話が進む構成が面白かった! それによってよりリアリティを感じ、読み進めるうちに本当にこのバンドが過去に存在したんだと錯覚するような読書体験が面白かった。 インタビューの回答が淡々と続いているだけですが、このあとどんなことが起きるんだ?とわくわくしながらページを読み進める感じは、まさに本の世界でこのバンドに熱中した名前もないオーディエンスの気持ちそのものでしょうか。 2023/03/15

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