内容説明
国産小麦100%を実現!奇跡のパン屋物語。
北海道十勝に店を構える小さなパン屋『満寿屋』。
一見普通の店に見えるが、実は業界でも不可能といわれた国産小麦100%使用を成功させ、そして年商10億円を売り上げる、奇跡のパン屋なのである。
水は大雪山の雪解け水を使い、小麦はもちろんバター、牛乳、砂糖、酵母、小豆まで地元産を使用。
安全、安心、そして究極の国産パンを造ろうとチャレンジを続けてきた世界でも希なパン屋3世代の熱いドラマを描く。
ベストセラー『サービスの達人』『イベリコ豚を買いに』著者が贈る、傑作ノンフィクション。
※この作品は単行本版として配信されていた『世界に一軒だけのパン屋』の文庫本版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドナルド@灯れ松明の火
20
非常にジャーナリスティックな記載で日本の小麦事情にとどまらず農林行政、農薬・添加物など多岐にわたり学ぶことができる。もちろん具材等すべて国産(北海道十勝産)で、おいしいパンを作り出した杉山一族と満寿屋の従業員の長くつらい年月の描写も良かった。日本の食文化を考え直す良書だった。お薦め2022/06/09
もけうに
4
パン&パン屋好きとしてはとても面白かった。パン・小麦に関する知識に留まらず、農政・経営にまで話が及び、勉強になる。2022/09/05
マシンガン
2
北の大地でパン作りに取りんできた家族の取り組みを、アツく綴ったノンフィクション。三世代にわたる努力は「美味しいパンを作る」に留まらず、地域を、関わる人々を巻き込んで変えていく。代ごとの社長の考えや取り組みの違いも興味深いが、読者もパンの知識がいつの間にか得られるのが嬉しい。読後にパンを食べたくなってしまうのは…、これは仕方がないこと。2023/03/12
ももこ
2
原材料全てを国産で作ったパンを売る店。世界に一軒だけというのはそこからの定義。今から30年以上も前に今でいうSDGSに取り組んできた。海外に比べて日本での食材自給率が低いのはこの国の飽くことない欲望に追いつかないため。海外では手に入る範囲で食を構築することをはじめて知った。国内で賄える範囲でパンを作り続ける満寿屋の姿勢が現在日本が抱えている問題を解く鍵になるかもしれない。2022/04/26
Chocki
0
帯広、目黒通り、世田谷公園と自分に密接な場所が何度も出てくるノンフィクション。子供達も週末の朝ごはんを麦音のテラス席で食べるのが大好き。我々の日常の中にこんなに苦労や情熱が詰まっていたのかと改めて思い知らされました。2022/11/28
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