内容説明
生後100日で失明、5歳で瞽女の親方に弟子入り。以来、70年あまりにわたって瞽女として商売を続け、その後も芸と心を伝え続けた小林ハル。
たまたま聴いた唄声が忘れられずに弟子入りした著者は、小林ハルの稽古場で、「瞽女とはなにか」「自分のさずきもん(人生でさずかったもの)とはなにか」を学んでいく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りえぞう
4
◎。瞽女さんが、なんか凄絶なものというイメージは、多分水上勉のはなれ瞽女おりんかなにかカラキテイルノダト思うが、実際にどんな苦労をされたかは御本人にしかわかりようもないが、ここに出てくる小林ハルさんは、立派な民間芸能の伝承者だ。彼女たちの歌にストーリーがあったりなども初めて知った。作者の萱森さんは病気がちな方のようだが、とても芯の強い方。一度唄を聞いてみたい。2024/03/14
浅西マサ
3
最後の瞽女と呼ばれた小林ハルさんに師事した最後の弟子だった著者が、いかにして瞽女の音楽に導かれてさずきもんを受けたのかを演者ならではの視点で描き、学術的にも貴重な構成になっているとおもう。瞽女の歴史やその中での役割の説明の中で師匠であった小林ハルが「好きな歌もない思い出に残る歌もない。ただ喜んでもらった歌は何曲かある」と断言するくだりに演者としての矜持が伝わり感動した。あと、その時その場で演奏を変えることがある瞽女の歌唱について、安易に伝承を守るや継続するという言葉に疑問を投げ掛けているのも深いなと。2024/01/17
金平糖
3
C。2022/02/12
takao
2
ふむ2023/06/05
もこもこ
0
瞽女の言葉だけ知っていたけれど、私が持っていたイメージとは違っていたことが解って読んで良かった。瞽女唄も聴いてみたいと思いました。2025/02/15
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