講談社文庫<br> ギリシア人の愛と死

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講談社文庫
ギリシア人の愛と死

  • ISBN:9784062637015

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内容説明

トロイア戦争とオデュッセウスの流浪の物語ーースパルタの女王とトロイアの王子の不倫の恋が、戦争の発端となった。憎悪、好色、策謀、友情、生の渇望と死への恐怖に満ちた10年戦争の果てに、トロイアは滅び、英雄たちは死に、オデュッセウスは故国まで20年もの流浪の旅を送る……。運命に操られ翻弄される人間の姿は、現代の人間ドラマそのものではないだろうか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えいた5

0
ギリシア神話のなかで、トロイア戦争とオデュッセウスの放浪のみを深堀した作品。科学万能の現代においては、物語の筋が漫画チックで、古代ギリシャの口承文学に触れるという目的以外に興味はわかない。ローマは、愛と美の女神、アプロディテの子息であるトロイアの王族の一人の末裔が興した帝国との位置づけであり、そのローマを継承しているヨーロッパ人にとっては、トロイア神話が大きな意味を持っているのかもしれない。2015/03/28

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