- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
タイトルにある「食源病」とは文字通り、日々の食事が原因の病気です。
「国産食品は安全だから、健康を考えて国産を選んでいる」という人は多いのではないでしょうか。
しかし実は国産食品も含めた日本の食環境が全く安全とはいえない状況にあることを描いているのが本書です。
例えば農産物の残留農薬基準はいまや、世界最悪です。
国内に流通している農産物の残留農薬は海外の基準を満たせず、輸出できないレベルなのです。
具体的には世界的に禁止もしくは大幅に規制されているグリホサートやネオニコチノイド系農薬の残留基準は年々緩和され、いまや世界最悪水準です。
また例えば、育児には必須の粉ミルク、国産品で遺伝子組み換えの原料が含まれていないものはありません。
日本で安全な粉ミルクを入手しようと思うと海外から取り寄せるほか手段はないのです。
これらの状況は、大人の生活習慣病だけでなく、子どもに増えているアトピー、アレルギーの原因とも言われています。
本書は日本の最悪な食事情を描いた「日本人だけが知らない汚染食品」に続いて最新の日本の食品事情を伝えつつ、
では何を選んで食べたらよいのかという読者の疑問にお答えします。
またトクホ商品、カロリーゼロ商品、機能性食品など身体によいと謳う商品が非常に多い昨今、健康のためにこれらの商品を選んでいる人は多いでしょう。
しかしこうした食品のウソを指摘しつつ、本当に良い商品の選び方、お金をかけずに安全でおいしい食事をするための方法など、「汚染食品から身を守る方法」をお伝えする1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
35
食品添加物や残留農薬、遺伝子組み換えなどについて詳しく書かれた本。それらをまとめて昔はなかった“社会毒”と呼び、どのように選択して食べるかを説いている。表示を見るにも今年4月から加工食品の原料原産地表示制度が完全施行された。一見、全加工品が表示義務化されて、消費者にとって良くなったかに思えたが、この本によると表示の抜け道がずいぶんとあるようだ😅漫画と解説で情報量多めだが、お子さんのいる方は知識として知っておいて損はないかと。2022/10/20
ミライ
35
食事が原因で病気になる「食源病」について漫画+文章で解説された一冊。食品添加物や農薬(グリホサート)、遺伝子組み換えなど、ここ数十年で一気に増えた「自然ではない」ものが入った食品の弊害について語られ、その解決法についても解説される。添加物絡みの話は文章だと分かり辛いことが多いが、マンガだとすごく分かりやすい。これ系の本にはあまりない家族とのコミュニケーション周りの話も入っていて、なかなか興味深かった。食品添加物についての現状を詳しく知りたい人にオススメの一冊。2022/03/29
かおりん
27
現代の食材や食品には社会毒が入っている。ホルモン剤、抗生物質、農薬、水銀、ダイオキシン、食品添加物etc。食のあり方、食材の選び方、食べ方を少しでも意識して変えることが健康につながる。外食や安いものも完全排除するんじゃなくて、無理なく食卓をかえるという著者の考えに共感できた。学校給食の改革にはぜひ取り組んでもらいたい。うちのこども園でも冷凍の揚げ物、加工食品は多くて残念。2023/10/03
るむ
7
人も動物も食べたものでできているのに、その食品がどれだけ添加物や農薬にまみれているか。読むほどに怖くなりました。気にしすぎると食べるものが無くなりそうですが、なるべく、という感覚で減らしていきます。時々買っているOisixの野菜や調味料を、「高いわ!」と思っていましたが、手間がかかっているので当たり前でした。そんなことを再認識しました。粉ミルクについては、国として緊急性があるのでは?口にするのは赤ちゃんですよ!2023/12/13
アルパカくん
7
アレルギーだとか、疲れやすいだとか、大人もだけれど子どもの不調も「医者にかかり薬で治らなければ体質で仕方ないもの」と諦めている人が多いと思う。人は食べて排泄する生き物なのだから食べるものを気をつけるだけで体質が変わる可能性が大いにある。それをこの本はわかりやすく漫画で示してくれている。難解な説明が面倒な人は飛ばし読みでもよいのだからよりよい日常を送るために生かすとよいのではないだろうか。完璧を目指さなくても変化は起こるはず。特に粉ミルクの添加物に愕然とした。企業は恥ずかしくないのだろうか。2023/12/05