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内容説明
心にしみる金子みすゞの詩の世界を、「たいりょう」「つゆ」「わたしとことりとすずと」「こだまでしょうか」など15編に託して、上野紀子が抒情豊かに描いています。幼い子どもから大人まで、絵本とみすゞを愛するすべての人に味わっていただきたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
109
淡い色彩の絵の中に、ひとりの少女がいる。その少女の表情やたたずまいは、哀愁が漂っているのだ。そんな少女が語るかのように、金子みすゞの詩がそこにはある。浜辺にたたずみ漁を見る少女。海の魚は、かわいそうと思う少女。秘密をひとりで抱えている少女。やはり、金子みすゞの詩はどれをとっても、大人の女性が主人公のものがない。すべてが、まだ幼い少女が主人公の言葉であり、物語なのだ。だからなのか、その寂しさに胸を痛める。その様子に憐れを感じるのではないだろうか。2014/10/21
エッちゃん
41
柔らかい色彩で描かれた少女と、この詩が一体となり、金子みすずさんの詩というより、この少女が感じたこと、思ったことを呟いているように思えます。優しさあふれる詩集素敵でした。心が優しくなれますね。2015/01/23
どあら
37
図書館で借りて読了。「ふしぎ」は、うちのコ達の国語の教科書に載っていて、音読の宿題で何回も聞いたので覚えていました☺️ 2021/02/17
てんちゃん
34
金子みすゞさんの詩に上野紀子さんの絵。こんな素敵な絵本があったとは!お出掛け先の図書館で発見。上野さんの色使いは全体に優しく悲しげでみすゞさんの詩にぴったり。でも上野さんの描く子供の目のきつい感じは、ちょっとイメージが違うかな。目力が強すぎて怖い。2018/11/03
クリママ
34
金子みすゞの15篇の詩。優しい。やはり、「わたしと ことりと すずと」、「ほしと たんぽぽ」が好きです。2017/01/28