日本文明試論 来るべき世界基準のアートを生む思想

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日本文明試論 来るべき世界基準のアートを生む思想

  • ISBN:9784779010811

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内容説明

日本は、江戸時代までは中国の辺境にある同種の文明と捉えられ、明治以降は西欧文明を積極的に取り入れてきたため、一つの「文明」と認識されることはなかった。しかし、浮世絵や漫画・アニメなど、世界に影響を与える文化を生み出してきたことからも明らかなように、日本には古代から連綿と続く独自の文明があるのだ。本書は、古代から現代までの日本の絵画・建築・都市の歴史を代表的作品とともに辿り、日本文明の根底に流れる思想と方法を浮かび上がらせる。21世紀の文化・芸術の新たな可能性を開く画期的評論。図版多数掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cape

16
日本文化至上主義とも言える幻想的崇拝が、自己アイデンティティへの強すぎる執着と相まって、日本以外を西洋と一くくりにし、西欧人は銭ゲバ教、憲法9条は見直すべき、21世紀の都市は東京などとちょっと乱暴な主張になっていて、結論は人と人とのつながりという語りつくされた感のあるお話なのは、試論なのに既視感。日本文化の素晴らしさは共感。でも日本文化が今後の人類の鍵を握るというのは言い過ぎ感。竹中工務店勤務の著者が絵画、建築、都市を語るが、絵画は当然素人感。試みはおもしろいが、主観が行き過ぎ、残念な読後感。2016/08/17

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