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内容説明
【谷口ジローコレクションについて】
世界的に高い評価を受けるグローバルなマンガアーチスト・谷口ジロー。今回は小学館との共同出版で全10冊を刊行。「谷口ジローコレクション」と銘打ち、紙書籍版ではB5判の特製本となります。2021年10月より毎月刊行。小学館は①父の暦②遥かな町へ③冬の動物園④欅の木⑤青の戦士を刊行。双葉社は『「坊っちゃん」の時代』シリーズ5冊を刊行します。
【本書の内容】
ハレー彗星が長い不吉な尾を曳いて地球に接近したのは、明治四十三年だった。彗星の淡い光芒とともに歴史の舞台を横切った秋水、須賀子、寒村、そして血気に満ちた不運な青年たち――。明治から現代を照射する関川・谷口コンビの力作第四部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
36
谷口ジローコレクションで再読する『明治流星雨』。漱石、鴎外、啄木と、明治の文学者を主人公としてきた『『坊っちゃん』の時代』だが、この第四部では幸徳秋水を主人公としながら大逆事件を描く。政治を真正面から描こうとするのだ。とはいえ、大逆事件の主人公は幸徳ではない。そこにドラマが、哀しみが、そして明治末期という近代日本のターニングポイントがある。社会主義者である幸徳らを関川夏央は「西欧社会科学の影響下に資本制と帝国主義の問題点に気づき、体制に非を鳴らした「憂国者」たちだった」と説く。(つづく)2022/02/23
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