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内容説明
学校の屋上に住みつく孤高のちょんまげ中学生・駄目元 弱音。バカでスケベでどうしようもない弱音は、人生で最も不毛な時間を浪費しながら思いを巡らせる。生きるとは、孤独とは、愛とはなんだ……?
ギャグ漫画としてスタートしながら、5年に渡る連載中にキャラクターが自ら動きだし、感涙の青春漫画へと変貌した異色作。名台詞も満載な連載後期作品をメインに単行本化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鷹図
4
再読。学校の屋上で寝泊まりするチョンマゲ頭の中学生、駄目元弱音(だめもと・よわね)。そんな彼のどうしょうもない日常を描いたギャグ漫画として始まった本作は、みるみるうちに作者のコントロールを離れ、切なさと叙情を湛えた成長の物語にとって変わる。笑いと感動の相性の良さ/紙一重さは、「自虐の詩」や「ぼくんち」が証明しているが、本作もその系譜に連なる作品だろう。とにかく、チョンマゲを結って学校の屋上で一人暮らしする中学生にしか、語り得ない物語が存在する事に驚かされ、且つ泣かされる。(続く↓)2010/10/31
千利休
1
良質のギャグ漫画のDNAを引き継ぎながら、ある種の諦念で異質の"なにか"を産み落としている。オフビートの心地よさと、適度な哲学の絶妙な共存。この作家は始めましてなのだが、この作品だけでファンになってしまった。若干下ネタ多めなのはご愛嬌ということで。2021/02/16
田中
0
なんか唐突な始まりでなかなか物語に入り込めなかったが、前半を2ページにまとめていたことに読了後気付いた。目次のように見えたがこれは端折ってはいけないんじゃなかろうか。2016/11/29
かやま
0
当時雑誌で読み始めたのが丁度後半に差し掛かる端境の時期だったので、前半が読めると思っていた単行本に前半が収録されておらず買わないでいた。おかげでえらい久々に読んだけどやっぱり凄い作品だ。最終回は全く憶えていなかったけど、最後の一文だけははっきり憶えてたな。2014/02/01
蝉、ミーン ミーン 眠ス
0
一番好きな漫画を選べと言われても答えは出せないが、一番好きな一冊を選べと言われればこの迷わずこれを推す。2013/03/09