内容説明
大学卒業が迫る中、就職活動にことごとく玉砕していた大学生・瀬尾明理。真夏の炎天下、企業説明会の帰りに道に迷ってしまいカフェの前でうずくまっていた明理はお店の店員、市来慎に店内に招かれる。『ティーサロンLeaf&テディベア工房ShinHands』ーーテディベアがショーウィンドウに並ぶそのカフェに入ってみると、出迎えたのは、等身大の生きているテディベアだった! オーナーであるテディベアが作るスイーツは人を癒やし、慎の作るテディベアは人を笑顔にする。これは不思議なティーサロンとテディベアの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
25
等身大のテディベアがカフェのオーナー?!主人公の明理じゃなくとも抱きついてモフモフしてくなります(笑)。そしてお話に出てくるタルトタタンなどのスイーツが食べたくなるのも間違いなし。物語は明理とテディベア作家の槙を中心に、悩める人達をテディベアと美味しいスイーツで笑顔にするハートフルストーリーで、それらを通じて明理が成長する姿を優しく描いていきます。最後は予想通りな展開だけれど、そうじゃないのも困るかも(笑)。個人的にはテディベアのオーナーの活躍する場面がもっと欲しかったかも(笑)。2022/02/19
昼夜
15
矢崎存美さんの「ぶたぶた」さんシリーズが大好きなので幼児の背丈ぐらいの生きてるテディベアの「オーナー」に会いたくて抱きつきたくておしゃべりしたくてたまらないです。ハンドメイドは作ってくれる人の気持ちが工場生産品より沢山こもってる気がするし、オンリーワンでより一層なんか大切さが募る気がしますね。カフェのスイーツも美味しそうで特にティーソーダと紅茶のティラミスが気になるし行ってみたいです。2022/02/14
めぐ
11
テディベア工房に隣接するカフェで生きているテディベアのオーナーが接客をしてくれる。就職活動でお疲れな女子大生が、そんな素敵なお店でバイトをして、自分のテディベアを制作してみたりもする。スイーツとぬいぐるみとハンドメイドと運命の恋の始まり。少女がときめくものは全て詰まったような、最高に乙女心を擽る一冊。チーキー可愛いなぁ。テディベアが欲しくなってきてしまった🧸2023/07/06
あずとも
6
等身大の生きているテディベアがオーナーであるカフェで提供されるスイーツとそのオーナーを作ったテディベア作家が作るテディベアが悩みのある人々を癒し笑顔にする不思議な話。タルトタタン食べたくなった。2022/02/12
かける
5
こんなお店が近くにあったら、絶対常連になってる! 生きてるテディベアのオーナーが作るデザートの数々も食べてみたいし、ふわふわを抱き締めたい。慎と明理のエピソードも素敵。2023/01/08
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