中公文庫<br> 恋ほおずき 完全版

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中公文庫
恋ほおずき 完全版

  • 著者名:諸田玲子【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 中央公論新社(2022/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122071582

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内容説明

女ゆえに、女たちを苦しみの淵から救いたい――
時は天保、江戸は浅草田原町。恋の痛みをいやしてくれる若き「女医者」がいた。自身も切ない過去を抱え、この道へ進んだ彼女だが、叶わぬ恋に落ちてしまう。あろうことか、子堕ろしを取り締まる同心と……。女たちの悲哀と恋模様を巧みに織りなした時代長篇。新たに最終章を書き下ろした完全版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

akiko

5
読み始めて再読だったことに気がついた。あさのあつこさんのおえんシリーズの方が好きかな。2022/08/03

kmzwrs5781

4
中条流が御法度とされる時代に、苦しむ女性たちを助けたいと奮闘する女医者の物語。想うことに気づいてはいけない、身分違いの人への想いを抱えながら自分の足で歩んでいく女性の物語。もしかしたらあの時代の才能ある女性はオンナとして生まれた自分を恨んだりしたのだろうか、、、2024/09/29

fukufuku

4
町医者の娘は中條流の女医者。 じじいかばーさんしかいないイメージの女医者はうら若い女性で、わけありな風情。 この女医の元にすがってやっくる女性たちの子堕ろしのいきさつと、彼女と秘めた恋をする同心のおいかける事件と、周囲のいろいろ。 各章の冒頭の俳句がなかなかよい味をだしている。2023/01/28

のあこ

2
三泊四日の旅行中、夜に読みました。 江戸時代の若い「女医者」お江与のお話。 面白くて、切なくて、やりきれなくて、応援したくなる時代小説。 「中條」という言葉、初めて知りました。 知らなかった言葉や時代背景を教えてくれて、楽しめる時代小説って好きになりました。2023/02/22

おい

2
取り立てて言うこともない時代物だが、文体が読みやすく、さらさらと読み進められた。筆者の狙いはそこ? ★★★2022/10/05

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