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内容説明
現在我が国が陥っている政治的窮境に一条の光を投ずる働きをするのではないかという思いから、九篇を数多くの評論の中から選んで訳した。――訳者
★収録評論
一 書評:ヒットラー著『我が闘争』
二 聖職者特権―サルバドール・ダリについての覚書
三 ナショナリズムについての覚書
四 文学を阻むもの
五 政治と英語
六 なぜ書くか
七 作家とリヴァイアサン
八 書評:ジャン・ポール・サルトル著『反ユダヤ主義者の肖像』
九 ガンジーについて思うこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
駒場
5
訳者の前書きで頓珍漢な個人的主張(ポリコレの暴走で女性擁護発言が女性蔑視発言に書き換えられている!、LGBTが特権階級になる虞!等)が展開されていて本文に入る前にうんざりしたので、この手の本は訳者の役割が本当に大事だなと痛感しました2022/01/08
zeroset
2
訳者による前書きや解説が、中国やLGBT・ポリコレに対する敵意に満ち溢れていて、酷いものだった。もちろんオーウェルの評論自体は含蓄に富んでいて、自戒させられることもしばしばだったが。中国が全体主義的な国家であるのは確かだが、訳者自身も、この書で定義・批判されている「ナショナリスト」に自らが当てはまってないか、一度振り返って見られてはどうですかね。論語読みの論語知らずというのはこのことか。2024/06/28
たぬけ
0
社会主義を推進する理由、目指すものの解像度がなんとなく上がった気がした。 なるほど、と思うところは多々あるが、それにしても人間がするべき仕事が無くなれば幸せになったり、自由に芸術を推進したりするという前提の元で社会主義が構成されているのはやや現実と乖離しているのではないだろうか。 確かに当時の肉体労働は耐え難いものだったのだろうが、だからこそその辛さから逃げるための文字通り「夢」としての主義に見えた。2026/05/11
Tatsuya Kusakabe
0
別の本で評論集の存在を知り、手に取りました。ナショナリストと言語の乱れの話が、80年後の現在と通ずる話で、彼の慧眼にあっぱれ。彼はナショナリストを、特定の思想ではなく精神構造と捉えています。ある思想に妄執し、それ以外の思想を排除し、それと矛盾する現実を無視する。だから、思想を鞍替えしたり、外国人が国粋主義を先導したりできる。私は、脳の特性による精神構造が先にあり、論理がそれを補強しているだけではないか?と思っていますが、彼も同意見のようです。脳の作りが3世代で変わる訳もなく、歴史は繰り返すでしょう。2026/01/31
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