内容説明
「あなただけは分かってくれるはず。だって血のつながった母と娘なんだから」――
オトナになった母娘の関係を時に重く、時にユーモラスに描いたコミックエッセイ。あの手この手で娘たちを支配しようとする母親たちの姿は、恐くもあり、おかしくもあり、“あるあると共感するところもあり。
読売新聞生活部によるコラム「オトナの親子」も掲載。様々な方から寄せられた体験談とともに、専門家からのアドバイスも。親との関係に悩み苦しんでいる全ての人におくります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
100
もうあるあるすぎて、辛い。でもこの漫画は絵がほんわかしていて少し慰められる感じ。私も母親との関係にずっと悩んでいて、ここ数年は距離を置いてます。実際に30年住んでる所が離れているから、お互いに行き来が簡単にできないからそれも出来ることだと思っています。親子だから、親子なのにもうこれ以上依存されたくない、嫌だと思ってもなかなか突き放せない。他人であれば、多目に見られることもあるのにね。壊れてしまう前に自分の事を一番大事にしよう。罪悪感に負けないようにする事が一番難しいのですが皆同じように悩んでいるのですよ。2018/07/18
きみたけ
48
少し息抜き。マンガを折り込んでいたので親子問題のギャグ漫画かなと思いきや、意外と内容は重たかったです。。。この本を借りたということは母親と問題があるのだろうか、、我が娘もそう感じるようになるのかと思うと、いろいろと考えさせる一冊でした。2021/05/23
rokoroko
21
認知症になった母は7時半になると「今日は来ないの?」と電話がかかってくる。まだ暗いうちに埼玉を出ろと?お腹壊して『今日は外食できない』と言うと怒り狂う。尾籠な話だけど血便なのにレストランに連れて行けと。どんどん嫌いになっていく実母。10年続いた。その前は私に無関心で心地よかったのになどと・・切ない記憶浮かび上がってくる2024/01/17
オリーブ
20
母が私を育てていた時代は「良かれと思って」やっていたことが実は自分が出来なかった理想の押しつけだったんだなと今になってわかる。その期待に応えられる自分でいたいと私も義務感を背負って苦しかった。こういう母と娘の葛藤や苦しみを感じている人が私だけじゃなったと知って少し気持ちが楽になった。母もそのまた母(私からみると祖母)からの呪縛に未だに気づけなくて怒りに満ちてそのストレスを私にぶつけてくる。なるべく聞き流すようにはしてるけど最近はこのままで人生を終えていくんだろうなと可哀想でもあり諦めの気持ちもあったりです2018/03/24
にゃんた
19
自分が女であり、娘を持っているなら母娘問題は、脈々と続いていく永遠の課題だ。高圧的態度、考えの押し付け、過干渉、支配、親のストレスのはけ口。そして孫への干渉までもが問題として提議されていた。わかる気がする。自分自身がされて嫌だったことは、基本娘たちにはしていないつもりだが、じゃあ彼女らにとって自分がジツボリアンになっていないかといえば、そう言い切る自信もない。お互いにいい関係でいるために、自分は自分の楽しみを持ち、娘に寄りかかりすぎず生きる。娘とはいえ、別々の個人という意識を強く持ちたい。2017/06/28
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