中公文庫 由布院心中事件 新装版

著者名：西村京太郎【著】

中央公論新社（2022/01発売）

• ISBN：9784122068841

内容説明

風光明媚な温泉地由布院で、旅行中の新妻が絞殺され、アメリカ人の夫クラークに殺人容疑がかけられた。友人夫婦を襲った最悪の事態に、十津川は現地へ飛び、五年前この地で、被害者が一人の青年と恋に落ちたことを知る。だがその青年の白骨遺体が東京三鷹で発見され、さらにクラークの驚愕の過去が明らかに……。事件解決に向けて東奔西走する十津川と妻の直子。苦悩の推理行の結末は!?
〈目次〉第一章　友の便り/第二章　白骨死体/第三章　ヒーロー像 /第四章　猫の家/第五章　男を追う/第六章　最初の対決/第七章　生死の境

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[エヌ氏の部屋でノックの音が・・・]

２０２０年　５月２０日　改初版

2022/03/29

[Re:胡乱（うろん）]

2時間ドラマで鉄板の西村京太郎の十津川警部シリーズ。 由布院のホテルで十津川夫妻の友人のクラーク夫妻の妻、加奈子が殺された。しかも容疑者は夫のクラーク。 クラークの無実を信じた十津川夫妻が独自の捜査を始める。 容疑者がアメリカ人という事で十津川の妻直子がアメリカに行って捜査するなどかなりアクティブ。亀さんの出番があまり無かったのが残念。 個人的には十津川警部は高橋英樹、亀さんは愛川欽也、直子は浅野ゆう子がベストの布陣。 原作初めて読んだけど、句点がやたらと多い…。

2021/07/03

[アンパンコ]

十津川警部とその妻　直子が国際結婚した友人夫婦の為に 湯布院やアメリカまで飛んでます！友人夫婦の妻が殺害され、アメリカ人の夫が容疑者となり逮捕されてしまう。 自分は妻を愛している、だから絶対無実だと言い続ける。 十津川夫婦は、それを信じて遁走する事になったが、アメリカ人の夫の過去は調べれば調べるほど不穏な空気が漂い始め。感想：飛んでるミステリーで楽しい読書時間でした。 ただ、ラストが衝撃すぎて、十津川夫婦がいろいろと時間のない中、飛んだのに。。。と思ってしまうと思います。

2023/12/21