内容説明
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現代でも多くの人に親しまれている忍者だが、基本的には尾ひれがついたものばかり。戦国時代のリアルな忍者は、丸型の手裏剣なんてほとんど打たないし、水の上を歩くことなんてこともできない。ただ、変幻自在に姿を変え、どこにでも忍び込み、主君から命じられた任務を確実に遂行。世の中を変えてしまうほどの大きなことを成し遂げたにもかかわらず、決して痕跡を残さない。虚像の忍者のような派手さはないが、かっこいい存在であったことは確か。忍者は当時の「情報産業」であり、そこには当時の最先端の「科学技術」が集約されている。本書は彼らが持っていた智恵や技をひとつひとつイラストを用いて紐解いていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
45
図書館本。おすすめコーナーから。忍者の実態をイラストたっぷりで紹介した本。体臭が強くなるニンニクやニラを食べちゃいけないとか、米俵の中に隠れて潜入するために体重を60kgに保っていたとか、思わず「へぇ〜」と言ってしまうような雑学がたくさん。心理的に敵を操る「五情五欲の理」や「螢火の術」「蓑虫の術」などは、今の世の中でも十分通じるし、犯罪に使われる手口だなと思った。子ども達と一緒に見ていた「忍たま乱太郎」、今思うと意外にしっかりとした忍者の知識を教えてたんだなぁ。『武士の作法』『戦の作法』も読みたい。2020/08/25
サケ太
14
忍者、とは何かについてなるべく実像に近づけて書かれた本。実際にこんなこと出来たのか、体系的に伝達することが出来たのかという疑問もなくはないが、なかなか興味深かった。2020/08/16
きみたけ
11
正心(せいしん)、任務をまっとうするため、後ろめたさや迷いが生じないよう心をコントロールすること。今の仕事に必要。2020/02/09
アカツキ
10
忍者の暮らし、道具、忍術、仕事内容をイラストを多用しながら解説。忍者も命張ってるけれど、超人のような能力の持ち主にあの手この手で攻められたら敵も堪らないよなぁ。読んでいる間ずっと「忍たま乱太郎」が頭にあった。2019/10/09
帯長襷
5
道具の技術だけじゃなくて臭いや体重やいろんなことに気を遣わなきゃいけないから、ほんまにプロフェッショナルでないと忍者に求められる仕事ってできなかったんやろなぁ2025/03/27
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