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内容説明
江戸時代の武家社会で最も権威のある存在――それが、征夷大将軍である。武士のトップに立つ将軍ともなれば、さぞ、自分の思うままに采配を振り、大勢を従えながら、人生を謳歌したのだろうと思うかもしれない。
しかし、現実の将軍はそんなイメージとはかけ離れている。上司の豊臣秀頼との付き合いに苦心する初代家康、強権すぎて幕臣が暴走を止められなかった5代綱吉、支持者に忖度しまくっていた8代吉宗など、将軍たちの素顔はかなり人間くさい。
そんな将軍たちの人間くさい面――将軍を取り巻く悩みや願望――に注目して、時代のターニングポイントを読み解くことが本書の目的である。好き放題振舞っているように見えた徳川将軍たちもまた、わずらわしい人間関係に頭を悩ませて、日々戦っていた。そうした人間関係が歴史の流れにどう影響したのか、本書では考えてみたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
5
家臣に妻を殺され、正妻を持たなかった家康。 働きぶりが不十分であるとして、弟や本田正信の息子まで処分した秀忠。 女性に興味がなかった家光。 将軍就任初日に慶安事件を起こされた家綱。 自分で儒学書を刊行した綱吉。 就任10日で生類憐れみの令を廃止した家宣。 公武合体の先駆けとなった家継。 大奥のスタンダードを築いた吉宗。 人材発掘と登用に秀でた家重。 次々と妻と子を亡くした家治。 茗荷が大好きな家斉。 口癖はそうせい家慶。 慶喜だけは嫌だった家定。 皮肉な内容の辞表を書いた家茂。 地元で人気がなかった慶喜。2022/09/27
チャック
3
暗愚な将軍かと思ったらそうでもなかったり、つまり登用する人によって違うんだな。知っている話が多くイマイチだった。江戸時代入門者には良いかな?2022/04/28
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