内容説明
迷走するコロナ対策、度重なる不祥事や利益優先、それでも上がらない投票率......。
世の中のあらゆる「違和感」に、愛とユーモアを込めて一刀両断!
大好評、毎日新聞別刷『日曜くらぶ』に連載中の「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化。怒濤の時事コラム67本!巻末には、ミュージシャン・文筆家の近田春夫との対談、「違和感放談」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TSUBASA
18
20年7月~21年11月に毎日新聞日曜版に掲載されたコラム集。コロナ禍、首相交代、東京五輪などにおける違和感をビシバシ指摘する。改めてみるとこの時期の政治の腐臭が凄まじい(今も大して変わらんが)。日々ニュースでけしからんと思うことは多いけどもまとめてみると本当に胸やけがしてくる。この手の時事批評を読むと反対意見を持つことも多いのだけど、松尾さんは論拠をしっかりと真っ当な視点で意見をしているように感じられた。いや、もう取り繕う言葉もない出来事が蔓延してるから批判に同意することの方が多くなるわけですよ最近は。2023/04/15
阿部義彦
15
図書館本、俳優松尾貴史さんの毎日新聞日曜版での連載を纏めたもの。2020年から21年の分です。コロナ禍、そして無理くりのオリンピック開催、この国の無軌道振りには本当に呆れ果てるばかり。Go to トラベル、菅首相の学術会議任命拒否、森会長の女性蔑視発言、化粧品会社『DHC』会長の差別発言、五輪前後のゴタゴタ、挙句金メダル噛みつき事件、そもそも五輪を中止出来ないのが、決まった事は修正出来なくて、負ける戦争でも突っ込んでいたメンタリティは相変わらず 。大体自己責任と言い出した当人が一切責任をとらない国!2023/04/19
Mc6ρ助
14
刻は2020〜2021、コロナやオリンピックと違和感一杯な時期なので松尾貴史さんにガッテン、ガッテンなのだけれど、今でも「敵基地攻撃能力」や「原発の稼働延長・新設」など違和感はいや増すばかり(いや、違和感への感度が摩耗してきた?)。もっとも防衛費を二倍にして防衛費大国にはなっても、米国のお下がりを高値で買うし、きっとパソナや電通がピンハネするので軍事大国にはならないのは救いかも知れない。情報大国な中国がそこら辺をちゃんと理解して大人な対応をしてもらえたらお上に逆らえない日本国国民としては非常にありがたい。2022/12/10
なー
6
2020年7月~2021年11月に掲載された毎日新聞のコラムです。2年も前の事なんだ、とびっくり。世の中随分変わりましたが、結局根っこは変わってないですよね。嫌な事ばかりに視点を合わせて書かれているので、読んで気分が良くなる内容ではないのですが、やはり胸のすく思いがします。そして添えられているイラストが大好き。本当に多彩な方だなあと思うし、ナンシー関さんを思い出して、また彼女へのオマージュの思いを考えるとしみじみ。時々出てくる「〇〇で泣いた」というエピソードは、何だか私も泣けてきた。2022/09/23
やん
5
前はこんなじゃなかったのになぁと思うことが増えたのは、自分が歳をとったということなのか。世の中は変化するものではあるけれど、変な方向への変化にはやはり抵抗がある。本書の内容はもはや違和感ではすまない気もするが、何とも思わない人も多いのかな。違和感に気づき、なんでだろうと問い、考えてみる。とにかく先を急かされる今、立ち止まって考えることも大事だと思う。著者が参政権について書いていることには激しく同意。参政権も民主主義も当たり前になりすぎてありがたみがなくなり、手放しても惜しくない人が増えているのか。2022/07/06
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