ちくま学芸文庫<br> 〈日本美術〉誕生 ──近代日本の「ことば」と戦略

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ちくま学芸文庫
〈日本美術〉誕生 ──近代日本の「ことば」と戦略

  • 著者名:佐藤道信【著者】
  • 価格 ¥1,287(本体¥1,170)
  • 筑摩書房(2022/01発売)
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  • ISBN:9784480510778

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内容説明

作品じたいは古くからあった。しかし、「日本美術史」という歴史体系は、「ことば」によって近代日本につくられたのである――。本書はまず、明治期に「絵画」などの美術用語が作られていく過程、また「日本画」「西洋画」「歴史画」「裸体画」「風景画」といったジャンルが規定されていく過程を綿密に追う。その背後にあるのは、近代日本で芽生えた国家思想、つまりナショナリスティックな「日本」意識と、欧化・国際化との相克だ。作品・作家を生み出し支えた政治的・社会的機構をとおして、新たに近代美術の深部を抉りだす。

目次

序章 美術の言語と言説
第一章 「近代日本美術」とはなにか──時間と地理の枠組
1 「日本」を考える
2 「美術」「日本美術」「日本美術史」
3 「近代」の範囲と意味
第二章 美術の文法
1 造語の方法論
2 「美術」はどう造語されたか
3 「絵画」の成立
4 「彫刻」か「彫塑」か
5 「工芸」という包括概念
第三章 ジャンルの形成──「日本」をめぐる論争
1 森 外反駁す
2 対概念としての「日本画」「西洋画」
3 「歴史画」
4 人間と自然
5 「近代美術」と「現代美術」
第四章 美術の環境──階層・行政・団体・コレクション
1 美術と階層
2 美術行政
3 美術団体の誕生
4 コレクションの社会学
終章 「日本美術史」の創出

参考文献
あとがき
文庫版著者あとがき
文庫版解説 「ことば」と「機構」──自己探求としての日本近代美術史論 北澤憲昭
索引

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