内容説明
伊藤みどりのトリプル・アクセルから、羽生結弦が挑戦する前人未踏のクワッド・アクセルまで。スケート連盟強化部長・国際審判員として長く舞台裏で活躍してきた著者が記す、日本フィギュアスケートの技術の歴史書。伊藤みどり、荒川静香、安藤美姫、浅田真央、高橋大輔、羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真……日本フィギュアスケートを世界の頂点に導いた裏には、日本人ならではの特性を生かした高度な技術「ジャンプ」という武器があった――。
目次
はじめに
第1章 日本人はなぜ勝てるようになったのか
第2章 伊藤みどりが確立した日本人とジャンプの「勝利の方程式」
第3章 金メダルを手にした荒川静香とライバルたちが築いた「総合力」
第4章 浅田真央とキム・ヨナ
第5章 羽生結弦の「勝つ才能」
第6章 羽生結弦の金メダル、そして五輪連覇
第7章 ネクスト羽生世代と、クワッド・アクセルへの挑戦
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
14
北京五輪のフィギアの結果が分かっていたのでタイトルが気になり選ぶ。 強化本部長として伊藤みどり、荒川静香、羽生結弦とオリンピックメダリストを発掘して育て上げたという。 コーチを紹介してロビー活動で選手を披露してメダルに結び付けていく手腕は現実に必要だったんだろう。 ジュニア、シニア日本選手権から、世界大会、世界選手権、オリンピックと時間をかけてメダルに挑まないと取れない金メダル。 フィギアの採点方法が具体的で非常に面白かった。 キム・ヨナと浅田真央との技術レベルの説明はTVと違って冷静に語られていて納得。2022/03/01
スプリント
8
ジャンプを重要視する著者。 不思議と四回転を駆使するロシア勢や3Aの使い手紀平についてはほとんど触れられていない。2022/04/09
Melody_Nelson
5
友達から借りた本。城田氏は4年前も同じような内容の本を出版していて、そこでスケ連が選手に介入していることを知ったのだが、今回は試合に「勝つ」ためのジャンプの優位性についてが主題(らしい)。高難度のジャンプばかりで勝たれても、見てる方はつまらんので、やっぱりスケーティングやステップ、トランジションなども評価したいなー。2022/02/24
月華
3
図書館 2022月1月発行。図書館で見かけて借りてみました。オリンピック前まで。フィギュアスケートのオリンピックは後味があまり芳しくなかったこと思い出してしまいます。政治的な駆け引きに色々触れられていました。2022/11/09
mayumi
3
フィギュアの放送が、全日本と世界選手権、生放送どころか、せいぜい2時間放送しかないころからフィギュアが好きだった私には、日本選手がオリンピックでメダルを取る日は一生見られないと思っていた。 全てではないにせよ、今に至る日本のフィギュアスケートの歴史がわかる本だと思う。2022/04/24
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