講談社文庫<br> 俺たちの宝島

個数:1
紙書籍版価格
¥838
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
俺たちの宝島

  • 著者名:渡辺球【著】
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • 講談社(2022/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062762861

ファイル: /

内容説明

感覚を信じて生きる! 何もないゴミの島でも、希望だけは残されていたーー東京湾に浮かぶゴミの島で生まれた鉄夫は、ゴミの山から集めた品々を、物々交換することによって生き抜いていた。島の住人の多くは、助け合いながら平穏に暮らしていたが、犬井という男が住み着いたことから、事態は一変する。近未来の東京を舞台に、現代の過当な競争や格差社会の歪みを照らし出した問題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

redmove

7
近未来の東京湾にできた不法投棄のごみの島に生まれごみから発掘した宝物を売りながら原始的な平等生活を送る子供たちの姿を異なる立場の視点から描く3編の連作小説集。読みやすく、サクサク読める。大きな問題が起きそうで起きない展開でなんとなくもどかしい。一種のファンタジーで理想郷的な描き方だけど、個人的にはあまり共感はできない。2014/04/18

えみりん

2
長い長い絵本を読んでるようだった2016/10/12

メデスキ

2
デビュー作がかなりに気に入り、そこから酒飲み書店員大賞受賞作と知って、先に手をつけてみれば、再び連作短編風味のディストピアもの。が、デビュー作の小気味良さが減退しているのが残念なところ。それというのも、比して章が長いからだろうが。長いと野暮ったさが出るね。がしかし、そのデビュー作にはない爽快感さえ伴うラストの仕上げ方はレベル上げてきた感じ。やや現代社会へお説教染みてるところをもう少し隠しても良いとは思う。繰り返すが、ラストのノラの思考変遷はなかなか親指立てたくなる。

スナフキン

2
初めて渡辺さんの作品を読んだけど、読み易くて面白かったです。 本当の幸せ。自分に問われてるようで、考えるものがありました。 裕福に、贅沢品に囲まれてるが、心は本当に豊かなのか?・・・ う~ん。 違う作品も読みたくなりました~2012/07/23

daubentonia

2
ゴミの島で産まれた少年達の物語。現代社会の事を深く考えさせられた。本当の幸せとは何か?現代人には答えにくい質問のように感じた。2010/02/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/127351
  • ご注意事項

最近チェックした商品