内容説明
Twitter等でも話題の連載分に加え、さらに他誌に掲載分2篇を追加しています。
歴史小説、幻想小説、はたまた推理小説など、様々な趣向をこらした全9篇です。
【収録作品】
・末之青江×真柄直隆
・こぶ屋藤四郎×千利休
・山鳥毛×上杉景勝
・へし切長谷部×黒田如水
・一期一振×徳川家康
・泛塵×真田幸村
・にっかり青江×京極忠高
・肥前忠吉×岡田以蔵
・三日月宗近×山中鹿之助
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
10
刀剣にまつわる9つの物語。 それぞれテーマを絞っているにも関わらず微妙に読みにくい。 なぜなんだろう。2022/02/25
hatman
5
刀剣にまつわる物語九篇。小説としては私にはちょっと合わなかったかな。末之青江とへし切長谷部くらいは楽しめた。 人より長生きする刀剣に人っぽい固有名称を付けて愛でる文化は日本以外のもあるのか? 熱田神宮に太郎太刀と次郎太刀を見に行くか。2023/05/27
aki.com
2
物語として面白いかと言われたらそうでは無いけど、史実を元に書かれた所も有り勉強になりました。山鳥毛は拝見した事が有り、実際に欠けていました。上杉謙信が、実戦で使用したのかと想像するのが楽しかったです。刀の持ち主が、今際の際に刀だけは伝えて欲しいという思いに胸が打たれました。刀は、部下や親しい人に贈り物、後世に伝える、という考えが有ったのでしょう。地元が、重要文化財の刀の産地だったそうなので、出来れば一振り所持して後世に伝えて行きたいです。2024/01/01
tomo
2
今まで、博物館や展覧会で刀剣が展示されてても、いまいち興味が湧かなかったが、この本に書いてある一本一本の物語を読むと、実際に見てみたくなった。現在でも残っているものもあるし、もうないものもある。あくまで小説だけど。私は「にっかり青江」が面白いと思った2022/08/11
七海トモマル
1
刀剣にまつわる不思議な物語。歴史として語られないけれど、こんな物語があっても、いいなと思った。