内容説明
風俗文化研究家・町田忍が、家庭内やご近所さんの間に存在し続け、庶民生活を支えてきた「草の根の神々」を独自の視点で掘り下げる。ポストコロナを生きる 心の支えの一つとして、「草の根の神々」のご利益を再考し、かつての日本人のように生活の中に神々を同居させる暮らしを提案していく。取り上げる主なテーマ は、福助、招き猫、居酒屋の狸、ビリケン、天狗、狛犬、麒麟、黄金の鯱、屋根の飾り(鬼瓦)、神輿、達磨、魚の王様(鯛)、千歳飴の袋の翁、招福熊手、開運無 事「蛙」、河童、酒屋の看板、デパート屋上神社、赤飯、祝儀袋、燐寸デザイン、子孫繁栄(陰していく石・男根)、正月飾り(門松他)、路傍の神様(庚申塚・道祖 神、馬頭観音)、富士山ほか40~45テーマ。他に「神様になった商品」「神様になった英雄」「動物信仰地図」「神様になった池沼」「神様になった山塊・巨岩」「神 木・巨木のご利益」などのコラムや小論も満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
15
【速読】【図書館】:身近な縁起物のご利益と起源の解説2022/03/14
spatz
7
図書館で目について。ビリケンさんから始まって、最後は日常にあるご祝儀袋まで、さまざまな縁起物、が沢山。返却日がきてしまったので、流し読み。だけどもっとゆっくりじっくり読みたい本。2022/04/28
kaz
2
さすがこの著者だけあってと言える内容。由来を見ると、意外と歴史が浅かったり、あるいはその逆だったりと面白い。図書館の内容紹介は『だるま、招き猫、神輿…。身近にいるラッキーゴッドに感謝しよう! 風俗文化研究家・町田忍が、全国を旅したフィールドワークのなかで出合い、取材し、記録してきた縁起物たちを発祥の理由や必然性、歴史等とともに紹介する』。 2022/03/21