内容説明
かつて本には「検印」が捺され、 作品を書き上げたあと文豪たちの「一番最後の仕事」は自分の本にハンコを捺すことだったーー。
病床でも「印譜」を見たいと話した夏目漱石や、遺書にも「印鑑」について記した芥川龍之介。 大好きな荷風にとっておきの「印鑑」を贈った谷崎潤一郎に、「検印」の小説を書いた菊池寛など 130人の文豪たちの170の印影をエピソードとともに収録。
「ハンコ文化」が失われつつある今、「ハンコと文豪」の切ってもきれない関係に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
20
文豪たちのポートレートやスナップショットもとても楽しい(*´ω`*)2022/05/02
てふてふこ
10
文豪のハンコ。気になって読んでみました。文豪より、出版社のハンコが味があって好きです(青磁社、人文書院、光風社書店)。個人は大江健三郎さんに粋を感じました。2024/05/09
Gamemaker_K
7
タイトル通り、作家の印影のお話。正直ハンコの方は興味をそそられるものはなかったが、あ、この作家はこんなお顔だったんだ、とか、こんな表情もするんだ、など作家のお写真の方はかなり興味深いものばかりだった。…内田百閒が日銀の総裁室でふんぞり帰っている写真がベストでしたね。ほんと百閒先生最高。2022/03/27
ganesha
6
昭和30年代頃まで奥付に捺されていた検印についての一冊。170の印影が130名の作家のエピソードとともに収録されている。出版社の用意する検印用紙が凝っていて見応えがあった。作家の判子はそっけなかったりデザイナブルだったり、これまた興味深く読了。もちろんこの本にも素敵な検印が! 2022/06/07
りぃ
5
今の自分の関心にドンピシャな本があることにびっくりしてしまった。正直篆刻のことはよく分からないのだが、作家のエピソードや写真と印影を一緒に眺めるのは楽しいし、洒落たデザインが多い検印用紙(本書では印表とよばれる)のコラムも面白い。そして、本書の奥付に検印が押してあるのもまた良い。2024/08/13
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