内容説明
今も影響を残す史上最長政権の功罪
アベノミクス、選挙での圧勝、戦後70年談話、さまざまなスキャンダル、憲法改正をめぐる騒動、TPP……。7年8カ月という例をみない長期政権の評価は、いまも定まっていない。この間、日本の政治をとりまく見方は「反安倍」か、さもなくば「親安倍」かに二分された。この政権は、結局、何をやろうとし、何を残したのか? 『新型コロナ対応民間臨時調査会』『福島原発事故10年検証委員会』など、話題のレポートを次々発表しているシンクタンクが、政権当事者に対する徹底インタビューを軸として、その政権の内幕に迫る。
【執筆者】
[アベノミクス]上川 龍之進 大阪大学大学院 法学研究科 教授
『日本銀行と政治―金融政策決定の軌跡』中公新書 (2014)
[選挙・世論対策] 境家 史郎 東京大学 法学政治学研究科 教授
『憲法と世論』筑摩書房(2017)
[官邸主導]中北 浩爾
『自民党 ―「一強」の実像―』中公新書(2017年)
[外交・安全保障] 神保 謙 慶應義塾大
学総合政策学部教授
『民主党政権失敗の検証:日本政治は何を活かすか』中公新書 (共著、2013)
[TPP・通商]寺田 貴 同志社大学 法学部 教授
『東アジアとアジア太平洋』東京大学出版会 (2013)
[歴史問題] 熊谷 奈緒子 青山学院大学地球共生学部教授
『慰安婦問題』ちくま新書 (2014 )
[与党統制]竹中 治堅 (たけなか はるかた) 政策研究大学院大学 教授
『コロナ危機政治―安倍政権 V.S 知事』中公新書(2020)
[女性政策]辻 由希 東海大学 政治経済学部 政治学科 教授
『家族主義福祉レジームの再編とジェンダー政治』ミネルヴァ書房( 2012)
[憲法改正]マッケルウェイン・ケネス・盛 東京大学 社会科学研究所 教授
『政党政治の混迷と政権交代』東京大学出版会 (共著、2009)
感想・レビュー
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