内容説明
笑える科学 “イグノーベル賞 から、40の受賞研究を紹介!
「なぜバナナの皮を踏むと滑るのか?」
「バッタはスターウォーズを観ると興奮する」
「人間をやめてヤギになったデザイナー」etc……
人々を笑わせた研究を称える「イグノーベル賞」。その研究内容のユニークさから、毎年行われる授賞式は科学に馴染みのない人からも注目を集めます。
本書では、そんなイグノーベル賞の受賞研究から最新の「笑える」科学ネタを厳選。ときには自らを実験台にし、ときには何十年も同じ研究を続け、私たちに身近な疑問をとことん追求します。
本家のノーベル賞とは一味違った、肩の力を抜いて楽しめる科学をお楽しみください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
133
この本は、本当に楽しい。イグノーベル賞の受賞研究の内容が抱腹絶倒の面白さだし、授賞式での研究者のウィットの利いたスピーチが、これまた笑える。イグノーベル賞の秘話や研究に関する著者のコラムは、勉強にもなる。イグノーベル賞は「まずは人を笑わせ、その後考えさせる」がモットーらしいが、正にこの本だ。著者の五十嵐さんは1991年生まれの若きサイエンスライター。この女性の明るさがいい。京都大学の広報官の経歴もお持ちとのことだが、こういう人が学問と社会を繋ぐ役割を担ってくれたら、世の中はもっと明るくなるに違いない。2021/03/12
kinkin
95
物事に疑問を持つことが研究の始まり、その中でも変な疑問を研究して優秀な作品を受賞する。それがイグ・ノーベル賞。この賞のことは知っていたが、様々な研究を読んでいると、その真面目さと愉快さをミックスした面白さが伝わってくる。天の川を見て迷子にならないようになっているフンコロガシがいるという。小さな虫がそんな能力を持っているなんて。人間がGPSを発明するずっと前からだ。他にも 昆虫に刺されて痛さの基準を考えたり、命を救うブラジャーの開発、黒板を引っ掻いた音が嫌なのはetc、おすすめです。図書館本2025/03/17
☆よいこ
87
イグノーベル賞を紹介する本。以前、イグノーベル賞の展覧会に行き実物を見る機会がありました。ガスマスクブラジャーやスピーチジャマーには笑ったw賢い人の楽しい悪ふざけ(真剣)は最高です。いつか何かの役に立つかもしれない、風変わりな研究の数々に心躍る。成果や効果を求められる現代ではあるけど、一見役たたずと思われる研究こそが未来を開くのではないだろうか。日本の研究職の困窮をみるにつけ、イグノーベル賞の偉大さを感じるこのごろです。▽2020年刊。科学とユーモアは相性が良い2023/01/07
シャコタンブルー
70
イグノーベル賞「まずは人を笑わせ、その後考えさせる」のモットーが素晴らしい!。笑いは世界共通であり、良質なユーモアはほのぼのとした気持ちにしてくれる。40講座が掲載さているがどれもこれも面白い。「コーヒーをこぼさず歩くには」では先程、後ろ歩きを実践してみた。確かにこぼれなかったが、めんどくさい(笑)。でも、こういう研究が石油タンカーの揺れ防止対策にもつながることを知った。心臓の手術を受けたネズミにオペラ「椿姫」を聞かせたら一番効果があり寿命が延びたという。明日から椿姫をガンガン聴こうと思う(笑)。2021/03/09
キク
61
ギャグ扱いされることの多いイグノーベル賞。そのバカバカしさと研究者の熱意に、心が癒された。「セックスをしているカップルは、花粉やダニへのアレルギー反応が減少する。(豊かな感情が自然治癒力を高める)」とか「鍋にすっぽり入る猫の写真がネットで『猫は液体』とバズってるが、物理学的には猫が固体か液体か検証する→結論は、基本は固体で時々液体」とか「半熟卵を作りたかったのに固茹で卵になったけど、1分間で5000回転させながら尿素(え?食べ物に?)をかけて生卵に戻した」とか。賞金は10兆ジンバブエドル(約1円)とのこと2022/02/16
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