日本経済新聞出版<br> 水を光に変えた男 動く経営者、福沢桃介

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日本経済新聞出版
水を光に変えた男 動く経営者、福沢桃介

  • 著者名:荻野進介【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2022/01発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532177171

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内容説明

電力王と呼ばれた明治・大正期の実業家、福沢桃介。埼玉の貧農の次男として生まれた桃介は金持ちになることを夢見て慶應義塾に通い、福沢諭吉の娘婿となる。念願の米国留学も果たし、一流企業に就職、すべては順調にいくかと思いきや、行く手を病魔が立ちふさぎ、長期入院を与儀なくされる。ところが病床で株を覚え、大金持ちになる。その金を元手に自分の会社をつくるものの、義父である諭吉の裏切りに遭い、会社を畳む。そこから一転、相場の世界にはまり、兜町の風雲児となるが、相場師という虚業に嫌気がさし、電力事業という実業に目覚める。弟分の松永安左エ門、日本最初の世界的女優、川上貞というパートナーの助けも借り、木曾川に東洋一のダムを築く。
 
 桃介は直感や感性の人で、物事を論理からのみ考えない。「二と二が合わさって四になるんじゃない、時には五にもゼロにもなるんだ」と言うのが口癖。水力発電を主戦場と決めたのも、事業の将来性はもちろんだが、生き物を殺さず、土や岩を苛め抜くだけで済む、という理由からであった。本書は、桃介の稀代の事業家、イノベーターとしての機略縦横の活躍ぶりにスポットをあて、その生涯を描く。

目次

ライオンを背に

相場師

裏切り

兜町の飛将軍

牛に引かれて

名古屋

再会

河の恩

山人対平地人

木曽から関西へ

男伊達

水から太陽をつくる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はやたろう

4
木曽川で水力発電所の礎を築いた実業家、福沢桃介の物語!諭吉の娘婿にして、相場師を経て数々の企業を作り日本初の試みをいくどとなく成し遂げた。その生涯には日本初の女優川上貞奴との出会いが交錯した。水力発電事業を立ち上げてからは 名古屋でその貞と生活を共に送ることとなる。今や当たり前となっている我々の生活の基礎を作った福沢の 生い立ちを知り、尊敬の念を抱かざるを得ない。ベリーグッド!2022/06/12

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