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内容説明
プレゼンの効率的なやり方・具体的な事例に加えて,基本的な考え方:プレゼンリテラシーを解説する。心理学的背景に基づいて各プレゼン技術の「理由」を示すことにより,読者が良いプレゼンを行うための基礎をしっかり固める。
目次
1.プレゼンリテラシー:基礎編
1.1 プレゼンの目的をはっきりさせる
1.1.1 自分の伝えたいことを考える:「伝えたいこと」を書き出す(段階①)
1.1.2 大体の戦略を考える:5W1Hを考える(段階②)
心理学ミニ知識1-1
1.1.3 「伝えたいこと」を洗練する:テイクホームメッセージを決める(段階③)
1.2 材料を準備し,脚本を考える
1.2.1 「一人」ブレインストーミング:材料を集める(段階①)
1.2.2 脚本・枠組みづくり:材料を分類する(段階②)
1.2.3 枠組みの再構築:練習,修正を繰り返す(段階③)
1.3 論理的なプレゼンを作る
1.3.1 なぜ論理的にプレゼンすべきなのか:意味のネットワーク
1.3.2 論理的なプレゼンを助ける考え方:科学論文を参考に
① 科学論文の構造とプレゼンの枠組み
心理学ミニ知識1-2
② パラグラフとスライド
③ パラグラフの特徴
1.3.3 考え方:結論を先に
2.プレゼンのテクニック:技術編
2.1 グラフ・表・イラストの基本的な書き方
2.1.1 グラフの基本的な書き方
① 棒グラフ
② 折れ線グラフ
③ 散布図
④ 円グラフ
⑤ 帯グラフ
2.1.2 表の基本的書き方
2.1.3 イラストの描き方
① プロセス図
② ツリー図
③ ベン図
④ リスト図
2.2 文の書き方
2.2.1 悪文を避ける:長くて曖昧な文は書かない
2.2.2 基本は単文で書く:わかりやすさを心がける
① 単文にする
② 箇条書きにする
③ 抽象的な単語の使用,表現を避ける
2.2.3 文の効果的な使い方:強調法
① 字体を操作する
② 配置を考える
③ 図やイラストと組み合わせる
2.3 プレゼンターの心得
2.3.1 話し方
① 声量・発音・速度
② 身振り手振り(ジェスチャー)と表情
③ 視線方向
心理学ミニ知識2-1
2.3.2 時間の管理
2.3.3 緊張の管理
① 練習で自信を作る
② メモを作って安心を得る
心理学ミニ知識2-2
③ 考え方を変える
3.プレゼンへの第一歩:挑戦編
3.1 脚本と枠組み
3.1.1 卒業論文の場合:実験研究の例(仮説演繹型)を中心に
① 研究の理由
② 方法
③ 結果
④ 議論
3.1.2 会社内の場合:提案型を中心に
① 問題の指摘
② 考えられる原因
③ 解決策の提案
3.1.3 会社外での場合:講演
① 自己紹介
② 仕事の説明
③ 振り返り
④ 伝えたいこと
3.2 スライド
3.2.1 スライドの作成時の基本姿勢
① 一つのスライドには一つの考え
② 用語の定義を明白に
③ その他:スライドの数,統一性,具体と抽象の間
3.2.2 共通のスライド
① 題目
② 目次
③ 結論
④ 質問への準備
心理学ミニ知識3-1
⑤ キャッチーなスライド:写真・イラスト,アニメーション・動画など
3.2.3 スライドの構成の具体例
心理学ミニ知識3-2
① 卒業論文プレゼン(仮説演繹型)
② 会社内提案型
③ 会社外でのプレゼン(講演の場合)
3.3 プレゼン以前の基本的知識
3.3.1 経験科学の手法の応用
① 経験科学的手法
② 事実と意見の区別
③ 因果と相関の区別
3.3.2 論理的構成への手がかり:帰納法と演繹法
3.3.3 問題発見法:つねに自問自答する
① 問題発見のトレーニング
② 解決策の模索1(視点の変換)
③ 解決策の模索2(類推)
引用・参考文献
索引