内容説明
「この年になるまで、自分が老人であるとか、いつ死ぬだろうかとか、まったく考えたことがありませんでした――」。
人生100年時代といわれる今、飄々と丸裸で綴る、人生、老い、そして「死」。笑って脱力し、きっと生きるのが楽しくなります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
48
昨年の夏から介護を学び実習に行き働いた。3人の死に触れた。ショートステイやグループホームにも死の影が当たり前のようにあるなんて現場に行かなきゃ知らなかった。ショートは看取りの場ではないが次の受け入れ先が難しいことも。まさに人生100年の時代を目の当たりにした。本書ではわたしが末井さんの文章で泣いた、東大卒のパチプロの田山幸憲さんが登場した名弔辞文も読める。また、年ともに変わっていく「楢山節考」の読み方、千石イエスさんのキリスト教についての解釈、日本においての安楽死など興味深い話題に溢れる一冊にまた出逢えた2024/04/05
ホークス
34
2022年刊。著者は『パチンコ必勝ガイド』の元編集長。私も昔愛読した。パチンコ雑誌は売れると著者が考えたのは、パチンコを打つ人の「やましさ、虚しさ、寂しさ」を慰めてくれるからだと言う。これには長らく打ってない私もドキッとした。自身の罪業や性癖、他色々怪しい話が、のほほんと身も蓋もなく語られている。幼い頃に若者とダイナマイト心中をした母親の話や、東大出のパチプロ田山氏の飄然とした生き様への敬慕もある。私なりに著者を形容すると「ウソの無い善良な悪人」。それが人間の到達できる精一杯ではないか。2026/05/13
遊々亭おさる
23
人生100年時代を人は如何に生き、如何に死ぬべきか。有名人の訃報が相次ぐなか、高齢者ならずとも、死について考えた人もいるのではなかろうか。波乱万丈な人生を送ってきた著者がその経験を元に生きること、死ぬことを飄々と語る一冊。不老不死が実現する未来がすぐそこまで来ているそうな。永遠を生きられる天国は、永遠に抜け出せない煉獄に身を置く難行苦行。自殺の一形態でもある安楽死は、世の中に必要としない人物を淘汰する優性思想の影が付き纏う。無理に長生きはしたくはないが、世の中の変化は見届けたい。その好奇心は持ちたいなと。2022/05/22
kanki
17
著者の、素敵でダイナマイトな人生を振り返りながら、人生の後半、老後や死について考える。2022/05/21
tetsubun1000mg
12
タイトルと表紙が面白そうと思い選ぶ。 「投稿写真」「パチンコ必勝法」などの編集長を創ったその道では有名なかたのようだった。 72歳の時から書き始めたエッセイのようだが、自分のやってきた仕事や生活、更には生い立ちや墓づくりまでにさかのぼっていく。 再婚した奥さんが写真家の神蔵美子さんだったのには驚いた。 元気で生きて前向きに考えるようにすれば何とかなる、いや何とかなるだろうという感じかな。2022/10/14




