100歳まで生きてどうするんですか?

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100歳まで生きてどうするんですか?

  • 著者名:末井昭【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 中央公論新社(2022/01発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120054938

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内容説明

「この年になるまで、自分が老人であるとか、いつ死ぬだろうかとか、まったく考えたことがありませんでした――」。
人生100年時代といわれる今、飄々と丸裸で綴る、人生、老い、そして「死」。笑って脱力し、きっと生きるのが楽しくなります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊々亭おさる

23
人生100年時代を人は如何に生き、如何に死ぬべきか。有名人の訃報が相次ぐなか、高齢者ならずとも、死について考えた人もいるのではなかろうか。波乱万丈な人生を送ってきた著者がその経験を元に生きること、死ぬことを飄々と語る一冊。不老不死が実現する未来がすぐそこまで来ているそうな。永遠を生きられる天国は、永遠に抜け出せない煉獄に身を置く難行苦行。自殺の一形態でもある安楽死は、世の中に必要としない人物を淘汰する優性思想の影が付き纏う。無理に長生きはしたくはないが、世の中の変化は見届けたい。その好奇心は持ちたいなと。2022/05/22

nonpono

21
昨年の夏から介護を学び実習に行き働いた。3人の死に触れた。ショートステイやグループホームにも死の影が当たり前のようにあるなんて現場に行かなきゃ知らなかった。ショートは看取りの場ではないが次の受け入れ先が難しいことも。まさに人生100年の時代を目の当たりにした。本書ではわたしが末井さんの文章で泣いた、東大卒のパチプロの田山幸憲さんが登場した名弔辞文も読める。また、年ともに変わっていく「楢山節考」の読み方、千石イエスさんのキリスト教についての解釈、日本においての安楽死など興味深い話題に溢れる一冊にまた出逢えた2024/04/05

kanki

17
著者の、素敵でダイナマイトな人生を振り返りながら、人生の後半、老後や死について考える。2022/05/21

でんちゅう

12
友達から譲り受けた本です。知的な本でなくて庶民的な本という印象を持ちました。筆者は色んな職に就いたが、これといった仕事に巡り合わないまま、出会った人や運に恵まれ、「写真時代」「パチンコ必勝ガイド」等の雑誌を世に送り出し、趣味が高じて執筆活動で生計を立てることになります。この著書は、ちょっとした人生論として、ユーモアを交えて、肩ひじ張らず楽しく読めました。読後感が爽やかでした。2022/05/18

グラスホッパー

12
楢山節考、吉村昭、死を選ぶ共通点がよかった。「イエスの方舟」は、興味深かった。安楽死について、日本人には受け入れがむずかしいらしい。2022/03/28

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