内容説明
「年表で読む 日本近現代史」の「増補決定版」。本書ではあらたに7つの項目を加え、追加項目は故・渡部昇一の意思を受け継ぐ新進気鋭の政治学者、岩田温氏が担当。グローバル化の中での現代日本の進むべき道を示してくれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
軍縮地球市民shinshin
13
明治元年の明治維新から令和2年(今年だ)の新型コロナウイルスまで、見開き2頁を1項目として解説した年表形式の日本近現代史。2001年の9・11テロは取り上げられていないのに驚いたが、2003年のイラク戦争は立項されている。2015年からは岩田温氏が加筆されているが、さすが政治学者らしい視点で渡部昇一氏とは少し視点が違うような気がする。それもまたおもしろい。1937年の通州事件も当然取り上げられている。2020/07/24
ookuninushi6137
1
1つの出来事に対し、見開き2ページで読めるため分かりやすく挫折もしにくい。安倍元総理が1回目の首相時代に、東京裁判のパール判事の家族を訪問してたのは知らなかった。 太平洋戦争へ向かっていく流れも、事件毎にしっかりまとめてあり、勉強になる。2022/09/10
田山河雄
1
2000年頃から現在に至るまでの概ね20年間の記述が大変面白いのではなかろうか。響くのは「政治家に必要な資質とは、第一に先を見通す頭の良さ、第二に人の心情を思いやるハート、そして第三には体力である…」、「人物の大きさとはトラウマに惑わされない心の強さだ…」他など。いずれも安倍晋三氏にまつわる記述だが、菅内閣終焉後の混とん期を迎えて新たなリーダーに是非望みたいものです。2021/09/04
しんさん
0
欧米との関わりの中での日本が時系列に整理され理解しやすい。2022/05/16