講談社文庫<br> 大江戸ボランティア事情

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講談社文庫
大江戸ボランティア事情

  • 著者名:石川英輔【著】/田中優子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2022/01発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784062646925

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内容説明

お上に頼らず金かけず、幸せに生きる江戸の知恵。訴訟、教育から火消しまで、江戸庶民の創意と情を碩学二人が魅力一杯に紹介ーーお上には頼らない、「おたがいさま社会」だからこそ、江戸の生活は豊かだった。生きる喜びを最優先した住空間「長屋」の秘密とは!? 世界最高水準の寺子屋教育、誰もが無銭で楽しんだ長旅から、やくざをも役立てる社会システムまで。今こそ学びたい江戸庶民の知恵を、碩学二人が紹介する「大江戸事情」シリーズ第6弾! 江戸庶民の知恵と心意気!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

19
(p.239)「連」は「関係」である。人間関係とは限らない(中略)ボランティアは、連と同じようにさまざまな範囲と可能性を含んでいる。◉宮本常一が引用される「村の民主主義」項が良い。生活の村にあったのは、生産組織としての相互扶助。◉21世紀日本のムラは、再びこの世界に戻らないと保たないだろうという実感。そこに佳きものを見出せる者だけが残り住むだろうという希望的観測。そして、そのようなムラも長期的には合流を繰り返し、相互扶助とインフラの届く範囲が新しい時代のムラになるのであろう。などと思いました。2018/04/09

Riko

0
図書館で借りた2017/02/28

富士さん

0
最近は知られざる江戸時代の酷さ、みたいな本が出ているので著者たちの意図はもう昔の話という感じもしますが、反進歩史観という意味でとてもイデオロギッシュな本です。印象深かった、田中先生の稿に散見される江戸時代の公と私の関係についての言及を確認するために再読しました。個人の尊重の発露にはいろいろな面があるはずで、日本的な個人はわがままで、ヨーロッパ的な個人は権利であると言わんばかりの理解には強い違和感がありました。責任ある個人というお説教は、内面化された集団主義への婉曲表現でもあるように見えるのです。2016/12/29

hachiro86

0
ボランティアなんて言葉がなかったのは、江戸では「当たり前」だったから2008/07/12

いちはじめ

0
「大江戸××事情」といえば、石川英輔の異色江戸エッセイ集だが、今回はなぜか田中優子との共著。うーん、さすがに少しネタ切れ気味?2000/02/11

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