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内容説明
~ 「不朽の古典」から「現代の傑作」まで、カリスマ予備校講師・蔭山克秀先生セレクトによる50書目を取り上げ、それぞれの内容を図版をまじえながら解説。
名著を著した人物の人となりや、その著作が誕生した時代背景などもざっと丸わかり! ~
アダム・スミス『国富論』、マルクス『資本論』など、偉大な経済学者たちによる名著の数々。
それら珠玉の著作について、その要点をざっと理解できれば、「経済」への見識が広がり、自ずと「教養」になる。
だが、それらの名著は総じて分厚く難解で、読み通すのはなかなか難しい……。
本書は、経済学分野における名著の要点を、長年の受験指導の中、「わかりやすい表現」を追及してきた著者独自の視点で整理し、
現代の経済活動を把握する上でも役立つ「経済学の教養」がわかりやすくまとめられた一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
79
経済学の様々な分野の本を52冊紹介してくれています。専門にしている人にはやや不満があるでしょうが、教養学部やほかの学部の方には参考となるのではないかと思われます。52冊の本が妥当かどうかということには触れませんがその内容を比較的わかりやすく図解なども含めて紹介しています。2022/02/01
Hiroshi
9
政経卒の代ゼミ講師の著者が、50冊の経済学の名著を読んで、判り易く解説した本。文庫本化に伴い2冊追加された。①経済学の基本が分かる13冊、②経済発展と自由主義が分かる13冊、③資本主義が分かる13冊、④豊かさと貧困が分かる11冊、⑤文庫版増補で2冊だ。④では河上肇の「貧乏物語」がある。①スミスの国富論から始まるが、道徳感情論は読んでいないので、同感の理論にには触れていない。スミスのポイントは、分業・労働価値説・貿易の自由だと。マルサスの人口論は人口増と食物不足は不可避的だ。リカードはマルサスと親友だった。2022/06/17
ぬらりひょん
6
かなりの日数をかけて読了。こういう本は邪道なのかなとも思いますが、まず足掛かりとしてはいいかな?経済学というジャンルの確立から現代の経済学までざっくりと学んだ気持ちになれる、かも。経済学者ってイギリス人かアメリカ人ばっかりだなと思っていると、後半現代に近くなるにつれアジア人もようやく登場。特にバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌスが創設した貧困層向けの銀行は素晴らしい。経済学を机上の空論にせず実践したところが他とは違う。ピケティの恒久的で世界的な累進資本税もいいし→2022/08/26
yuki
4
予備校講師だからこそ非常にわかりやすく書かれているが、専門家からみたら足りない部分も多いのだろう。ただ、素人が読むには分量も丁度よかったし、著者なりに消化して書かれているので読みやすかった。内容には関係ないが、この薄さで1,000円することに驚いた。2022/02/20
mft
2
頑張って全部読んで紹介している、というが、薄っぺらい紹介も混じるので、その分重要な文献に集中した方が良かったんじゃないかと思った。門外漢が暇つぶしに読み流すには適していた2022/06/25