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内容説明
48の重要指標と31の厳選ケーススタディで語られる、会計をめぐる知的興奮の書。「売上高営業利益率50%」のキーエンスによる販管費を下げる2つの強みとは。みずから外資の子会社になってまで成長を追い求める日本ペイントの執念。「経営指標」には経営者の創意工夫と試行錯誤がつまっている!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モーモー
14
今年読んだ中で一番の本。各種経営指標が実際の企業の活用方法とあわせ説明されていて、非常にわかりやすい。 卵がさきかにわとりがさきかの議論はあるが、ソニーの中期経営指標の変遷は良かった。規模を追求する場合、規模から収益、事業ポートフォリオからの視点とソニーの復活が中期計画によることを説明されていていた2023/02/02
ほし
14
ROEやROA、FCF、DEレシオなどの各種経営指標の意味合いと実際の活用例、またそれら経営指標が重視されるようになった背景や意義が語られています。成長、収益力、キャッシュフロー、投資収益率、資本政策の視点から、複数の経営指標をバランスよく設定する必要性があると筆者は語ります。多数の企業の実例が紹介されており、面白く刺激的な一冊でした。企業価値やWACCの考え方、算出式については最小限の説明しかされていないため、それらの知識が無い場合は別途ファイナンス入門書などで軽く抑えておいてから読むと良いと思います。2022/06/14
nekozuki
9
上場企業各社が採用する経営指標について、種類とその意義をまとめた本。財務分析系の本でよく語られる分析指標がより意味合いを理解して整理できる良書だと思う。企業のビジネスモデルや置かれた立場によって重視している指標は当然異なり、そう言った背景まで含めた解説がされていることからより実務的な使用法がわかりやすい。2023/04/26
Anthony
4
難しいことを簡単に説明するのは難しい。この本は経営者の目線、投資家の目線で、どう見えているのか、うまく説明していて秀逸。2022/06/23
じゅんぺい
3
時間はかかったがなんとか読了。久しぶりに全部読みたいと思えた本だった。ROEやらROICやら今までファイナンスの教科書的な本で数式は理解していたけど、具体的にその設定の意図やら戦略まで落とし込めていなかったが、ファイナンスと戦略のつなぎとして本書はとても良かった。2024/05/23