内容説明
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
「彼らには彼らなりの正義があった」
江戸検定最年少合格、お江戸ル「ほーりー」こと堀口茉純が、
生涯あこがれの的といってはばからない新選組を、アイドルよろしくポップに
けれど愛情深く丹精に、自らの絵と文章で書き上げた渾身の一冊。
当時の若者たちは「幕末」などと思わず、ただただ憂国の思いを胸に命がけで駆け抜けていた。
どちらが正義でどちらが悪などという話は後々の話。
教科書で光の当たらない敗者目線の幕末史を丁寧にわかりやすく書き上げた本書は、
近藤勇という男の生き様を中心に、近藤とともに歩んだ新選組の面々の話は
まさに「幕末青春グラフィティ! 」。
【本編】
「内憂外患」「黒船来航」「日本開国」「公武合体」「雄藩躍動」
「将軍上洛」「京都動乱」「長州征伐」「薩長同盟」「幕府滅亡」「明治維新」
【特集】
■新選組七大事件簿「大阪相撲騒動」「芹沢鴨暗殺」「池田屋事件」
「山南敬助切腹」「油小路事件」「近藤勇斬首」「土方歳三戦死」
■SHINSENGUMI COMPANY PROFILE
「命のかけがいのあるすばらしい職場です by 沖田総司」
■土方歳三インタビュー「俺は主役じゃなくていい」
■新選組主要メンバー18人の履歴書全公開! etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
75
面白かったです。大好きな新選組ということでかなりミーハー読みをしてしまいました。歴史の敗者から見た幕末史には、彼等なりの正義があったんですね。歴史を紐解いていても、堅苦しくなく気さくに書いているので目の前に幕末の映像が見えるようでした。新選組を軸にしつつも、幕末の動きを見ることができるし、幕末ファンにはたまらなかったです。一くんのミステリアス眉毛に吹いた。土方さんの解体新書があるのも素敵です。これを機に久々に『燃えよ剣』をはじめに、色々新選組本を読もうかな。2015/11/23
かめりあうさぎ
27
初読み作家さん。情報量がかなりあるうえ、レイアウトが少しごちゃついているので読み辛さはありましたが、内容としてはとても面白かったです。特に漫画部分のキャラクターは個性が強調されていて思わず笑ってしまいました。最後の方に近藤と土方をしっかり描いてくれたのも良かった。できれば沖田も同じくらい著者さんの手で描いて欲しかったかなと。時代背景や、各藩や各組織の特徴などもかなりしっかり書かれていて、歴史に詳しい人にはくどいかもしれないが、詳しくない人にはありがたいと思いました。新選組への愛情溢れる一冊でした。2020/02/29
Die-Go
27
新選組もの。所謂ムック本か。軽いのりではあるが新選組の歴史を追うのにはぴったりかと。初級~中級者向け。そこに痺れるあこがれる!★★★☆☆2015/12/19
オリーブ
14
面白くて時にはクスッと笑えた。以前はどうも新撰組と言うと私の中では自分たちの思う正義を盾に、対立していると判断するや仲間でも残酷に厳しく断罪するイメージがあってあまり好きにではなかったので正直私にはその良さがあまり分からなかったのだが、こうして敗者である新撰組の目線で見てみるとやはり歴史は勝者によって語られる面があるのだなと改めて感じた。最期が哀しく切なかった近藤勇がイケメンに思えてきちゃいました(笑)ほーりーさんが小学4年生で感動したと言う司馬遼太郎の『燃えよ剣』を私も読んでみようかな2015/03/29
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
13
ゲーム『Rise of the RONIN』『英傑大戦』などの影響で最近幕末について勉強したかったために購入。この本はタイトルのとおり新撰組にフィーチャーした本。これ一冊で新撰組のことやそのとき起こっていたこともまとめられているので情報量も結構あった。ただ最近いろんな新撰組に関する本を読んでいて思ったが、新撰組ってやんちゃでは済まないこと結構してるよなぁ…2024/05/15
-
- 電子書籍
- 空よりも遠く、のびやかに 集英社文庫
-
- 電子書籍
- ゆびさきと恋々 プチデザ(16)