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内容説明
「政策起業家」とは、民の立場で社会のルールや制度を変え、時には新たな法律まで作ることができる人だ。人口減少の日本社会は既存のルールを変える必要があるが、官僚や政治家にはできていない。著者は「フローレンスの病児保育」「おうち保育園」「障害児保育園ヘレン」などを次々に立ち上げ社会を変えてきた。その悪戦苦闘ぶりをオープンにし、これまで政官に閉じていたルールメイキングを、「普通の人」ができるようになる社会にしていきたい。
目次
プロローグ
第1章 小麦粉ヒーローと官僚が教えてくれた、政策は変えられる、ということ
アン◎◎マンショーに800万。審議会という闘技場
霞ヶ関のゲームのルールを知る
政策を売りこむメカニズム
第2章 「おうち」を保育園にできないか? 小規模認可保育所を巡る闘い
襲いかかる待機児童問題
定員20人の壁
「昔からそうだったんで」
偉くなってた知り合いのおじさん
物件探しに暗雲
動かない自治体
区議会まわり
集まる保育士さん
近隣住民という名の障壁
張り込みの日々
諦めたらそこで
おうち保育園誕生
国にパクられるという栄誉?
わざと国にパクらせる
国会で法案が通らないかも
キーマン政治家を集めて討論
制度の中身を詰める
第3章 「存在しない」ことになっている医療的ケア児たちを、社会で抱きしめよ
誰も医療的ケア児を預かってくれない
テクノロジーが生んだ新しい障害児
使える制度がない中に、ひた走るグレーゾーン
塩対応の行政たち
情熱ある担当者
障害児保育園「ヘレン」に
物件が決まらない
立ちはだかる東京都
それぞれの持ち場での闘い
開園の日
優しいおじいちゃんとの出会い
超党派の会議が始まる
書き換わる法律
萌々華ちゃんの叫び
オランダから総理へ
報酬改定を巡る戦い
ヘレンの子どもたちが認可園に転園
国がダメなら都
報酬改定をめぐる闘い、再び
医療的ケア児支援法のために立ち上がる当事者
医療的ケア児支援法成立
第4章 如何に「提言」を変革へと げるか
ひとり親の手当が低すぎる問題
炎上騒動
署名を官房長官に届ける
保育士不足なのに保育士試験は1年に1回
特区出したら、潰すから
官僚vs官僚
第5章 社会の「意識」を変えろ イクメンプロジェクトと男性育休義務化
イクメンプロジェクトの発足
イクメンプロジェクトの成功
伸びない男性育休取得率
もうイクメンとかって寒い
前向きな政治家たちとの出会い
男性育休義務化議連の発足
バス停で倒れる
巨象が進む道を掃除する
小泉進次郎電撃さずかり婚発表
小泉進次郎、文春砲に被弾
コロナ禍が席巻
「男性産休」案が労政審に提出される
第6章 「保育園落ちた 日本死ね!!!」SNSから国会へ声を届かせる方法
起点となった匿名ブログ
安倍総理、下手をこく
小さな国会デモが大きな波紋を
我々は十分やっていたと思っていた
「もしもし、安倍です」
そして保育士の処遇改善へ
第7章 政策ができて終わりじゃない? 「こども宅食」の挑戦
こども食堂で見えなかったもの
ゴミ屋敷にいた子どもの耳に
文京区長に持ちかける
LINEによる申し込み
こども宅食で出会う家族
ひとりでに広がるこども宅食
新型コロナ禍、そして政策化へ
動かない自治体
自治体向けオンライン説明会
うべおたすけまんぷく便
第8章 1人の母が社会を変えた 多胎児家庭を救え
始まりは1通のLINEのメッセージから
保育園での衝撃
外からは気づけなかった、多胎児家庭の孤独
勇気をだして地元の政治家に連絡してみる
ネットアンケートでニーズを可視化
記者会見で話題沸騰
怒濤の営業とたらい回し
ついに小池都知事と会う
国土交通省のお墨付き
都バス5路線で双子ベビーカー解禁
PR動画作制、そして全線で解禁へ
ルールなんて、変えられる
エピローグ
選挙だけでは「足りない」
力を貸してほしい
付録
日本の政策起業家リスト
政策起業を学ぶ書籍リスト
謝辞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
ヨムヒト
コーヒー牛乳
タカナとダイアローグ
ののの@彩ふ読書会
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