講談社現代新書<br> 教養としての金融危機

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講談社現代新書
教養としての金融危機

  • 著者名:宮崎成人【著】
  • 価格 ¥913(本体¥830)
  • 講談社(2022/01発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065267158

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内容説明

激動の世界史と時代の大転換点――。
「100年間」に起きた「9つの危機」を「ストーリー」で一気に学ぶ…!

世界的な金融危機はなぜ起きたのか? なぜ金融危機は10年に1度起こるのか? 新型コロナショックは新たな金融危機を引き起こすのか? 危機を何度も乗り越えたこの世界は、いったいどこに向かうのだろうか?

【目次】
序――国の黒字・赤字とはどういう意味か?
――国際金融危機の仕組み
コラム 日本はこれからも経常収支黒字ですか?

第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか?
――金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ
コラム あなたの国の経済的トラウマは何?

第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか?
――固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック
コラム 人民元がドルに代わって基軸通貨になるのですか?

第3の危機 なぜドルは大暴落したのか?
――変動相場制、オイルショック、インフレ
コラム 経常収支の赤字や黒字は国内政策で是正できますか?

第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか?
――プラザ合意、円高パニック、バブル発生
コラム 為替市場介入に意味はあるのですか?

第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか?
――ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン
コラム 発展途上国の貧困問題は解決できますか?

第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか?
――サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金
コラム 固定相場制が守れないのはなぜですか?

第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか?
――ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入
コラム ハゲタカファンドに勝つにはどうしたらいいですか?

第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは?
――リーマンショック、金融工学過信、群集心理
コラム 国際金融は誰が運営しているのですか?

第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは?
――単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック
コラム EUは連邦国家に向かっているのですか?

第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか?
――新型コロナ、債務累積、資産価格高騰

目次

【目次】
序――国の黒字・赤字とはどういう意味か?
――国際金融危機の仕組み
コラム 日本はこれからも経常収支黒字ですか?
第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか?
――金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ
コラム あなたの国の経済的トラウマは何?
第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか?
――固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック
コラム 人民元がドルに代わって基軸通貨になるのですか?
第3の危機 なぜドルは大暴落したのか?
――変動相場制、オイルショック、インフレ
コラム 経常収支の赤字や黒字は国内政策で是正できますか?
第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか?
――プラザ合意、円高パニック、バブル発生
コラム 為替市場介入に意味はあるのですか?
第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか?
――ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン
コラム 発展途上国の貧困問題は解決できますか?
第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか?
――サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金
コラム 固定相場制が守れないのはなぜですか?
第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか?
――ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入
コラム ハゲタカファンドに勝つにはどうしたらいいですか?
第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは?
――リーマンショック、金融工学過信、群集心理
コラム 国際金融は誰が運営しているのですか?
第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは?
――単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック
コラム EUは連邦国家に向かっているのですか?
第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか?
――新型コロナ、債務累積、資産価格高騰

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

121
新聞の政治経済面は連載マンガみたいなものか。最新の情報は詳しく書かれているが、連載当初から読んでいないため意味不明なのだ。20世紀資本主義が繰り返した金融危機の歴史は欲望に憑かれた国家や人のドラマであり、経済面を理解するための格好の副読本になる。大半は第一大戦後最大の債権国となったアメリカが、その時々の経済問題に対処した結果生じた。最初は外国のことなど考えず傍若無人に振る舞ったが失敗を重ね、何とか対策をとっても常に投資技術の進化が上回る。コロナ禍や中国経済の巨大化が世界経済に与える影響を考える参考になる。2022/02/19

KAZOO

96
何方かというと国際金融に関する本だという気がします。国際収支統計の話が最初に出てくるのは非常にいいことだと思います。これを理解しないと本当に国際金融が理解できないという気がします。国際金融が国内の金融に与えている影響などをわかりやすく説明してくれています。最近大学生でFX取引を行っている人が多いと聞きますが、これを読んでから始めた方がいいと思います。2022/07/17

アナーキー靴下

70
すこぶる良書。金本位制であった時代からギリシャ発端のユーロ危機まで、過去100年間の国際金融危機の歴史を「大まかな真実」というストーリー仕立てで伝えてくれる。金融危機ごとに残したものから学ぶための振り返りがある点も良い。渦中にあった当時の人々の奮闘に対しては敬意を持ち、過ぎ去ったからこそ結果を評価できる、という公正な視点。国際金融危機、が焦点であるため、日本国内の動きについては薄いが、世界経済における日本の立ち位置を知ることができた。「教養」というタイトルが浅薄な印象だが、実際正しく「教養」であると思う。2023/04/24

キク

62
国際金融の巨大さや複雑さを、イメージできた。結局、国際金融がどこまで洗練されても、金融危機はなくならないということだ。利益というものを欲するのなら、必ず破綻の可能性を(大小はべつにして)背負うことになる。そして利益の追求を人類が放棄することは絶対にない。なぜなら利益を追求してきた結果、人類は人類になったのだから。それは善悪の話しではなくて、宿命とか原罪という話しになる。教義の根本部分で「利子」という概念を明確に否定したイスラム教が、オイルマネーで世界金融の重要なプレイヤーになってるのって、皮肉だよなぁ。2023/06/10

壱萬参仟縁

49
来週から世界経済の国際収支になるので、本書は重要箇所がわかりやすく、生徒にも回覧してもらいます。生きた社会の金融問題なので。また、計算計上例も説明したいです。2022/12/03

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