- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
【本書は『誰にもわかってもらえない不安のしずめ方』(電子書籍書き下ろし)を再編集したものです。】なぜ、心が痛むのか。不安の本質を理解すれば、幸福への扉が開かれる。デンマークの哲学者・キェルケゴールは、「不安を正しく抱くことを学んだ者は、最高のことを学んだのである」と述べています。本質を理解していないと安易な解決を求めがちで、そうすると問題はますます深刻になります。正しい解決法は簡単ではありませんが、それを選んだとき人生最高の学びとすることができるのです。どんな人生でも次々と問題が起きます。その問題を解決し、不安を消していくところに生きるおもしろさが生まれます。つまり、生きることとは、問題を解決することといっても過言ではありません。本書では、抱える不安を心理学的に正しく理解して、有効な解決法を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のし
5
不安をなくすためには、立ち向かうしかないということ。また、不安を素直に認め、 何故不安かを追及する大切さが書かれています。2022/09/25
九段下古本巡り
3
不安とは?自分の生き方のどこかおかしいメッセージで、自分が何が苦しいのかわかっていない。避けるのではなく積極的に解決するしか成長はないし、正しく不安に対処するには小さなことでも自分の力で乗り越えること。それが自信になる。逃げる方法や安易な解決策はネットですぐに出てくる時代で大切な生き方だと思った。人は失敗そのものを恐れているのではなく人からどう思われるかが不安で、不幸より不安を避けたがる生き物。リンカーンの言葉、万人に気に入られるようとするとと自分の力が弱まる。不安を明らかに情動的健康達成を!2024/04/06
K
3
「うわべは立派ですが、本当の意味で人生に積極的でない。心の底では深刻な劣等感を抱きながらも、表面的には人生に失望していないように見えます」…あまりにもわたしのことで、読んでて胸が痛かった。不安というのは「自分ではない生き方をしている人が陥る心理状態」で、そこから抜け出すには「自分が信じる自分の価値に価値観を再構成する」必要があるのだと…「真理を見ることの苦しみは、解放と救済に通じます」わたしの場合原因と向き合う作業は相当キツいですがこのまま歪められた人生を送るのは嫌なので、少し頑張ってみようと思います。2022/06/28
Riko
2
図書館で借りた2023/04/30
る
2
不安を一つの経験として突き抜けた人は個性的。物静かで自信があり、落ち着いていて、心が喜びに満ちている。不安に耐える力は、個性を持っているという証拠。自分の劣等を一つひとつ認めることで、一つひとつ成長していく。そういう人は自分の人生に対する信頼、自分に対する信頼を持っている人。素直は現実否認をしないということ。人に見せるためではなく、自分が信じる目的がある。人に期待されたことではなくて、自分自身が信じるものがある。自分自身が信じることを黙々とやる。人は守るものや守るべき対象、目標があると不安と対決できる。2023/04/28