即動必遂 東日本大震災 陸上幕僚長の全記録

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader

即動必遂 東日本大震災 陸上幕僚長の全記録

  • 著者名:火箱芳文【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • マネジメント社(2022/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784837804710

ファイル: /

内容説明

戦とは何か、国防とは何か。東日本大震災において自衛隊は全生存救出の七割近くを担う圧倒的な役割を果たした。陸幕長の信念と決断がそれを可能にした。本書は防人魂と事実の記録であり、貴重な資料である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

21
東日本大震災発生時、陸上幕僚長であった筆者の体験談。市ヶ谷の統幕で大きな揺れを感じるとすぐに、部隊を出すことを統幕長へ告げ、直ちに全陸上自衛隊の中から本来任務である国防に隙を作らぬままに最大限の部隊を被災地へ向かわせる決断と指示をしたことに感銘深い。私の住む街の部隊も13日未明に東北へ向かったが、その時にはまだどの地域へ入るのか決まってはいなかった。本書に、とにかく現場へ向かわせその移動中に展開地点を定めた、との話があるがまさに「即動」である。そのおかげでどれだけの命が助かったか。意思決定のお手本。2018/04/27

tak

5
自衛官ではないけど親友が、震災直後の女川に派遣されて居たこともあって、身近に感じて入手。使命感溢れる活動には頭が下がるね。実家近くの大きな基地からも、行ってたんだね。2015/07/19

ALBA

3
東日本大震災時の陸幕長、火箱氏による回顧録的な本。 色々と目を引く話がありますが、福島原発対応においてマスコミに報道されなかった決死作戦があった話など、現場がいかに大変な状況であったかがかいま見えます。 また当時の民主党政権がいかに混乱状態であったかもわかります(命令書を現場で突っ返したとか)。 米ソ冷戦集結で陸自兵力が縮小されるのはわからなくもないですが、昨今の状況をみると今のままでホントに大丈夫か?と心配になります。 それにしても自衛隊の皆さんには苦労をかけっぱなし。 もっと評価されていいはずなのに…2015/06/18

miu_miu

2
東日本大震災で陸上幕僚長として指揮した記録。題名は軍隊の心構えを表した著者の造語。阪神淡路で命令待ちで出動が遅れ能力を活かせなかった経験からクビをかけて即動し多くの人命を救出。実は原発対応で決死的作戦を準備したことや多くの自衛官が任務中死亡、PTSDで自死されたことに涙。あの中で外敵の攻撃を想定した国防意識には驚愕。「戦」の匂いを感じ取り即動できたのは知識習得による想像力、判断力、体験を通した知恵の習得による決断力。「治にいて乱を忘れず」は危機管理の至言。国・国民は自ら守る必要性を痛感。忌むべし平和ボケ!2015/12/31

ハッピー

2
自衛隊内部からの、しごくまともな意見2015/09/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9530323
  • ご注意事項