内容説明
『ストロベリーナイト』シリーズ、『ドルチェ』『ドンナビアンカ』『警視庁・捜査一課長』『緊急取調室』『MIU404』……数々の人気作品に携わってきた警察監修のプロフェッショナル集団に、警察小説のプロフェッショナル・誉田哲也が迫る! 日本列島を揺るがす重大事件の数々を捜査してきた刑事たちが、現役時代の秘話と、警察監修という新たな仕事を語り尽くす対談集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
205
誉田 哲也は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。警察小説やミステリは、作家が取材して書いていると思いきや、警察監修のプロフェッショナル集団が存在していたんですね。本書で取調室ではかつ丼を食べられないことが判りました(笑) https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/97843349528532022/03/25
いつでも母さん
159
誉田さんとチーム五社の、その道のプロフェッショナル6名との対談集。誉田さんの嬉しそうな感じが伝わってくる。一番楽しんだのは誉田さん自身なのだろう。「警察ドラマに3割のリアリティを」チーム五社の矜持がカッコイイ。私は誉田さんほどのマニアではないが、とても面白く読んだ。2022/03/05
ma-bo
84
警察物のドラマ等の原作が多い誉田哲也さんが、五社プロダクションの警察監修チーム『チーム五社』の6名との対談集。個人的な裏話や、職務への熱い思い。監修に対してのスタンス。誉田さんの聞き役が自然で上手い。皆さん定年まで職務を勤めあげられた方ばかり。警察、刑事ドラマ・映画等の監修、アドバイスを行う。チームとして刑事ドラマに30%のリアリティをのスタンスで臨まれているのが深い。2022/02/24
佐藤(Sato19601027)
75
小説家の取材活動の一環を垣間見た喜びに包まれる。この本は、誉田先生がチーム五社の主要なメンバーにインタビューした内容を会話形式でまとめたもの。チーム五社とは、故五社英雄監督の「五社プロダクション」内に設立された警視庁刑事部出身の元刑事たちを中心に、警察ドラマの台本監修、考案、法令指導、演技・現場指導を行うプロ集団。「特捜で一番大切なのは犯人よりも検事を落とすこと」とか、「刑事の世界は盗犯に始まって盗犯に終わる」など経験から出てくる言葉も多くあり、警察ミステリを読む時や警察ドラマを観る時の参考になる。2024/04/20
ゆみねこ
75
テレビや映画・舞台作品の警察監修を行うチーム五社。警察官として数々のキャリアを誇る方々へのインタビュー。聞き手の誉田さんが楽しそうでした。2022/07/29