アンガーマネジメントで読み解く なぜ日本人は怒りやすくなったのか?

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アンガーマネジメントで読み解く なぜ日本人は怒りやすくなったのか?

  • 著者名:安藤俊介【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 秀和システム(2022/01発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784798065458

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内容説明

本書は、「最近まわりが怒りやすくなっているな」とか「自分は怒りやすくなっているかも」という方に、アンガーマネジメントの第一人者が、日本人が怒りやすくなった理由と、自分はどうすればいいかの対策法を授ける本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずぼう

34
当たり本、内容が的を射ている。怒りは『安・近・短』なエンターテイメント、わざわざ腹立たしいニュースを見に行く〜確かに。「不機嫌をアピールする人」は、自分の感情に自分で責任を取れない、未熟な人、自分で対処法が分からず他力本願で他人を頼る〜職場でいた上司、俺がこんなに不機嫌アピールしてるのに何で皆んな声を掛けないんだ!と逆ギレ「怒りに任せて論破しようとしてくる人」は相撲のようにがっぷり四つには組まない、合気道の様に受け止めるのでなく、受け流す〜おっしゃるとおり、剛ではなく柔で、柳の様に返したい。良書4点/52022/03/28

ロクシェ

32
評価【○】アンガーマネジメントはぜひ身につけたいスキルだと考えていた。けれども「怒り」の感情と向き合うわけだから当然、人間の負の側面に着目する必要がある。そのダークサイドには自身に該当する部分もあるわけで、読み進めるほどに鬱屈とする、「しんどい読書だな」と感じる瞬間が多々あった。結論として今の私が学ぶには時期尚早、挑戦レベルの足りない高難度ダンジョンと判断。そこに気づけたことが一番の学びだった。アンガーマネジメントがコントロールできるのは「衝動」→「思考」→「行動」の3つ。コアビリーフと併せて意識したい。2023/10/17

ノンケ女医長

27
はっとした。「基本的に、親は子どもを承認するものですが、親が認めるものと子どもが認めてほしいものが違っていることで、満足に承認を受けなかったと感じてしまいます」(96頁)の言葉。親とは20年、30年も離れていたりして(私は母親と15歳の年齢差)、価値観は違う。生きた世代も、判断基準も違う。お互いに、相手を理解することもできない。「親に褒めてもらえなかった」「何も良くしてもらってなくて、恨んでいる」と感じる人も多いが、この一文はなんだか、頷けた。読んで前向きにもなれた。2023/01/22

スリカータ

27
アンガーマネジメントという言葉をよく聞くようになったが、具体的にはどういうものなのか知らなかった。文章が系統立てて丁寧に紐解き、分かりやすく一気読みしてしまった。自己肯定感が低いとどういう行動をするのか、いくつか挙げられていたけどマウンティングもそうなのね…。私は他人からマウント取られても、暫く経ってから「あれはマウントだったのか…?」と気付くほど鈍いので、メモしながらじっくり再読したい。そして、著者の本を他にも読んでみたくなった。2022/06/30

チャー

15
個人が内面に感じるイライラや怒りに対する対応方法に加えて、ここ数年の社会の変化に着目して考察した本。SNSで個々の意見が表現しやすくなった昨今は、自身の意見の発信や不特定他者へのコメントが怒りやイライラの要因にもなりつつあるという指摘は確かにと思う。知らなければいいことに対しても、目に入ったがゆえになぜかイライラを感じてしまうこともしばしば。偏ったバイアスのような不毛なコアビリーフが無用な怒りを生むという指摘は参考になる。自身が必ずしも正しいわけではなく人それぞれに考えがあることをよく認識することが重要。2022/07/11

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