男の愛 たびだちの詩

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男の愛 たびだちの詩

  • 著者名:町田康
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 左右社(2022/01発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865280647

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内容説明

昭和浪曲でも人気のご存知「清水次郎長」が、町田版痛快コメディ(ときどきBL)として、現代に蘇る!
文政三年、「正月元日に生まれた子供は将来、途轍もない賢才になる。ところがもしそうならなかった場合は極悪人になる」という言い伝えから、生まれてすぐ養子に出された長五郎=次郎長。生来の荒くれ者である次郎長が、養父母との確執や同級生・福太郎への初恋を経て、国を捨てやくざの世界で「男になる」までの心理を繊細かつ軽快に描く。

目次

目次
雲不見と呼ばれた男はえぐい奴だった
次郎長という名前の由来
次郎長と福太郎/次郎長の計略
水遣りからの解放/次郎長の思い
次郎長はどこにも居られない
次郎長、五年がんばる
次郎長の決意
次郎長東奔
次郎長、甲田屋を放逐される
蕩児、浜松で儲けて帰還する
次郎長、甲田屋の主になる
天保六年暮れのあり得ない出来事
次郎長、やくざになる
博奕場にて/やくざの生活
やくざの喧嘩
小富の恐怖
次郎長と小富の確執
棍棒持って殴り込み
小富ぼこぼこ。
次郎長、国を売る。
仁義の技法
旅烏の悲しみ
兄哥と呼ばれる男になりたい/どえらいところで道聞いて
次郎長、男になる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

227
町田 康は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者が描くBLっぽい新しい清水次郎長像は、刺激的でした。まだ冒険は始まったばかり、続編もありそうです。清水次郎長は、旧暦の元旦生まれなので、本書も2022年1月1日発行で拘っていますが、実は新暦にすると2月14日バレンタイディ❤というのも著者は計算しているでしょうか? http://sayusha.com/catalog/books/potokonoai12022/02/09

いつでも母さん

148
新シリーズ刊行とある。こうして生まれ『清水の次郎長』になって行くのだろう。サクサク進む。時々BLとかっこ書きであるが・・ふふふと笑ってしまう私は何を期待してたのか(汗)2022/05/10

ペグ

86
待ちに待った康・町田の新作!以前から気になっていた清水次郎長を描いてくれないかなってずっと思ってた。願いは叶う!会話は浪曲と落語がドッキングしたみたいで、可愛くて〜やっぱり良い!次郎長が「告白」の熊太郎と重なってなんだか物悲しい。いままでの作品よりも少しばかりおとなしめなのが気がかりです。ゆっくり次作を待とう。2022/03/07

ポチ

48
「ギケイキ」のような清水次郎長!楽しませてもらいました。続きを読みたいなぁ。次郎長さんのBLも面白い。2022/01/30

こまり

24
町田康さん、こういうのも書くのね😅清水の次郎長物語。軽いタッチで結構笑えて面白かった。多分シリーズ化するんだろうな。でも次はもう読まないかも^^;2022/06/17

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