朝日文庫<br> 寂聴 残された日々

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朝日文庫
寂聴 残された日々

  • ISBN:9784022650276

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内容説明

「生きる楽しみのすべてを犠牲にして、ひたすら書き通した百年ばかりの人世は、一応筋を通したことになろうか」──著者が亡くなる直前まで書きつづけた朝日新聞連載を緊急文庫化。単行本未収録の15本を新たに加えた最後のエッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaya

15
寂聴さんが亡くなる前の6年間に書いたエッセイ集。死と病気についてたくさん書かれていて、とても重く、読んでいて落ち込んでしまいました。それでも、死ぬまでの最後の日々を懸命に生きた寂聴さんのことを知ることができて、よかったと思います。将来への心構えもできました。寂聴さん、ありがとう。2022/07/10

takakomama

5
朝日新聞に連載された、著者が90代のエッセイ。家族や友人たち、見送った人々の思い出など。私の実家の父母も90代。施設にいる母、体調をくずすことが多くなった父の姿も重なって、90代のリアルな日々だと思います。戦争を生き抜いた人の生命力は強いなあと感心します。2022/10/30

やぎ

5
瀬戸内寂聴さんが住職を務めたお寺を参拝してきた。お亡くなりになったのが2021年11月9日。最後に書かれたエッセイがその一か月前の10月14日でした。流石に明るい話題は少なく、自分より先に天国に行った人の事や、自分の死を見つめたエッセイが多かった。最後のエッセイである「卵焼きの思い出」の他、防空壕でお亡くなりになった母の出来事が何度も登場した。あの世で母とお会いできたろうか。合掌。2022/09/23

1
年老いても、死ぬ間際であっても、貪欲に色んな事に関心を持つ、それがあった人なんだと感じました。2022/04/16

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