講談社文庫<br> 源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義

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講談社文庫
源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義

  • 著者名:高田崇史【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2022/01発売)
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  • ISBN:9784065263488

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内容説明

1160年、平治の乱の後、源頼朝は平清盛によって助命される。後に大納言・時忠が、「此一門にあらざらむ人は、皆人非人なるべし」とまで言い放ち、知行国三十余国、荘園五百ヵ所、田園その数を知らずと言われるまでに栄華を誇った平家一門の命運は、この瞬間に窮まった。
後に平氏を滅ぼすことになる頼朝を清盛はなぜ救ったのか? 

平氏を滅亡に追い込んだ天才武将・源義経は数々の戦果を挙げたにもかかわらず、兄の不興を買って非業の死を遂げる。その義経が怨霊として祀られていないのはなぜなのか? 

二つの謎が解けるとき、源氏と平氏の真の姿が現れる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

るぴん

35
高田崇史さんの歴史ミステリーは好きで読んでいるけれど、現代の殺人事件とリンクしないのは初めて。この小余綾俊輔シリーズは歴史の謎だけで進むシリーズなのかな?そうだとしたら嬉しい。池禅尼による頼朝の助命嘆願、義経の鵯越えの検証、非業の死を遂げたのに義経は何故怨霊になっていないのか…源平にまつわる謎は多く、現地を訪れたり史料を読んで一つ一つ解き明かしていくのは本当に面白い。言われてみれば平氏は結束力が強かったけれど、源氏は骨肉の争いばかり。最終的にたどり着いた真実には納得。その後の歴史を見れば明らかだわ。2022/01/27

hnzwd

19
平治の乱で負けた源頼朝はなぜ許されたのか。源平の乱の後、なぜ義経は頼朝に討たれたのか。鎌倉幕府から応仁の乱までの激動の時代。すべてが一つに繋がるかのようないつもの高田節ですが、信じさせるパワーがあるよなー。2022/05/26

LUNE MER

18
読む順序としては「鎌倉の闇」、「木曾殿最期」、本書、「源氏の神霊」がベストかと。特に「木曾殿最期」と本書は補完関係にあるというか「●●の謎については彼の方が詳しい」という感じで互いにステマしているし笑笑。さて、殺人事件は起こらずにドップリと源平の歴史に浸れる本書は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とリンクさせながら読むのがタイムリーかつ興味深いかも。この後あの人があの人と!みたいな。下手するとショック受けちゃうかも知れないけど。2022/02/10

igaiga

17
この本そのものは再読なんだけれど、今村さんの「茜唄」を読んでから妙に源平物を読みたくて再読。現実の殺人事件がない分、謎に集中しているので面白い。もっともっと平家について書いているのを読みたいなぁ。安徳天皇・・・なるほど。そういうことか・・・そっちもまた読んでみたい。2023/04/30

LUNE MER

17
復習のために再読。今回の大河、義経や義仲のキャラ造形を従来のイメージからひっくり返すことで奇抜な演出を狙っているという意見も目にするのだが、三谷幸喜は奇抜ありきという意図で書いてなくて、素直に近年の研究成果として見えてきた従来とは異なる人物像も織り込んでいるだけじゃないかと思う。実際、これらの高田崇史作品を読んでいたら既に知っているイメージだもの。大河の今後の展開もネタバレになってしまうくらい詳しく書いてあるので、予習したいという方にもお薦め。2022/04/15

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