ポプラ文庫ピュアフル<br> 余命99日の僕が、死の見える君と出会った話

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ポプラ文庫ピュアフル
余命99日の僕が、死の見える君と出会った話

  • 著者名:森田碧【著】/飴村【イラスト】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • ポプラ社(2022/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591172377

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内容説明

人の寿命が残り99日になると、その人の頭上に数字が見えるという特殊な能力を持つ高校生の新太。ある時新太は自分の頭上と、文芸部の幼なじみで親友の和也の上にも同じ数字を見てしまう。そんな時、文芸部に黒瀬舞という少女が入部してくる。ふとしたきっかけで新太は、黒瀬もまた死期の近い人が分かることに気づく。ひたむきに命を救おうとする黒瀬に、諦観していた新太も徐々に感化され、和也を助け、自分も生きようとするが…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

150
本書が伝えたいは「今日という一日を、精一杯生きましょう」、なぜならあなたと一緒に生きたい人がいるから。死亡までの時間が見える男子高校生。死亡する人がわかる女子高生。彼らに迫る「死」をめぐる物語。視覚化される「死」に無意識で抗ってきた彼が帰着するは、逆らえない運命のあきらめる「生」。しかしあきらめる「生」でも、「死」の対比として意味を探し続ける。そんな彼に、あきらめない「生」を諭す彼女。どう仕様もない「死」もある。そんな不条理な「死」までの「生」でも、他者が想う利他の対象である限りあきらめないでと切望する。2022/03/30

合縁奇縁

70
『『ヨメボク』の著者が贈る、最高に切ない命をめぐる物語。』人の寿命が残り99日になると、その人の頭上に数字が見えるという特殊な能力を持つ高校生の新太。ある時新太は自分の頭上と、文芸部の幼なじみで親友の和也の上にも同じ数字を見てしまう。そんな時、文芸部に黒瀬舞という少女が入部してくる。ひたむきに命を救おうとする舞に、諦観していた新太も徐々に感化され、和也を助け、自分も生きようとするが…。「よめぼく」シリーズ第2弾。新太の目線で淡々と語られる生と死の物語。主人公の新太が「自分がいつ死ぬか、知りたいと思う?」2022/12/22

Pooh@全然入れない#受験生

57
余命が見える主人公と死が見える子がどうやって死の運命に争うかのお話2022/04/19

オセロ

56
人の寿命が99日になると分かる能力を持つことから自分の寿命が99日と知った少年と、似た能力を持つ少女の物語。 人の生死に関わるべきじゃないと思う少年と、積極的に命を救うべきと考える少女。そんな2人が身近に人達の救えたかもしれない命の死などに触れて、迎えた結末はこの作品ならではのものだったと思います。2022/03/14

織葉

37
人の死が見える。でもその人を助けられるわけでもない。なんて悲しい能力なんだろう。この作品は、そんな運命の人たちが自分の運命を受け入れていく話。素直に、読んで良かったと思った。人はいつ死ぬか本当に分からない。正直「人の余命が見える」登場人物というのに大した新鮮味はなかった。同じような設定の他の小説の結末をあまり覚えていなかったことやどうせバッドエンドだろうと何となく避けていたことから読むことに抵抗があったのだが、夢中になった。辛い過去、心の葛藤、周りの人の支えを経て、大きな結論を導き出す登場人物に感動した。2022/03/22

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