わたし、「てんかん」になったよ。

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わたし、「てんかん」になったよ。

  • 著者名:小角亜紀子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • Clover出版(2021/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784867340516

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内容説明

私には、てんかんという病気がありました。

それが分かったのは、6歳の時。
そして私は長年の間、てんかんは理解されない病気だと思っていました。
私はなぜ理解されない病気で生まれたのだろうか?
その事をずっと考え、苦しい毎日を送っていました。

「私は、周りから理解されない」
こんな思いが常にあったのです。

なぜそう思ったのかと言えば、
ほとんどの人がてんかんを理解していないと感じられたからでしょう。

それはきっと、てんかんだけではありませんね。
障害のある方の多くは、周りから理解されないという思いを持っているはずです。
私もてんかんの発作で周りに迷惑がかからないように、いつも周りを気にしていました。

そうやって周りを気にしていても、てんかん発作は予告なく起こります。
そしてまた、てんかん発作を起こしてしまったと自分を責めます。

自分を責めても自分が辛いだけ。
ですが、自分を責める事をやめられなかったです。

私がてんかんだった事で、
私だけでなく私の事を一番近くで見守ってくれていた母も辛かったのだと思います。

お母さん、てんかんで生まれてごめんなさい、
いつもそう思っていました。

昔の私は、てんかんの事を周りに話す事はとても出来ませんでした。
私がてんかんだと周りに話したらどう思われるだろうと、不安で不安で仕方なかったのです。

とにかく、周りから普通に見られるようにと必死でした。
だからてんかんである事を必死に隠していました。
そうすれば、私は普通の人と同じだと思っていたのです。

でも、これは間違いでした。
ある時、気付いたのです。てんかんは個性だという事に。

(まえがきより抜粋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ブチ

1
図書館の本。自分は大人になるまで発覚しなかったほどの軽いてんかんなのでこの人ほどの苦労はしていないが参考になった。たしかに軽いてんかんでも偏見が怖くて親戚にすら話せていないので、重い人たちのためにも偏見のない社会になればいいなと思う。2023/03/24

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