汽笛

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汽笛

  • 著者名:長崎源之助【作】/石倉欣二【絵】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • ポプラ社(2021/12発売)
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  • ISBN:9784591103708

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内容説明

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アジア太平洋戦争が終わり、中国から引き揚げてきた兵隊さんは、長崎の病院で被爆したこどもたちと出会います。ある日、こどもたちのひとりの父親が運転する機関車を、みなで見に行くことになります。寒空を切りさき鳴り響く汽笛の音。それはこどもたちへの励ましであり、原爆への憤りでした――。火傷がひどくても、腕がなくても、たくましく生きている原爆孤児たち。その姿が胸に迫る、平和への祈りをこめた感動の絵物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

34
中国から帰還した兵隊は自宅に帰る前に長崎の病院に入院。そこで原爆で被爆し、火傷でケロイドになったり、腕を失った子供達と出会う。元気いっぱいの子供達だが、帰る家もなく・・。戦争の悲惨さを改めて感じる作品だった。一番印象的だったのは、作者の他の本を読んだ中1の子が作者に感想文を書き、そこから文通するなど交流が始まる。その子がポプラ社に入社し、この作品を依頼したということ。こういう繋がりっていいですね。2023/10/14

かおりんご

22
児童書。戦後の長崎が舞台。引き揚げてきた傷病兵士と原爆にあった子供たちの交流の話。最後は、とても切ない気持ちになります。ちょっと長めではありますが、高学年の平和教材として読み聞かせにいけるかも?ただ、絵本ではないので本が小さいのが残念ではありますが。2017/09/10

ヒラP@ehon.gohon

12
【再読】大人のための絵本 長崎原爆の日に2022/08/09

おはなし会 芽ぶっく 

10
6年生ブックトーク授業 教科書掲載本からおすすめ本 戦後の長崎。帰国した兵隊が入院した病院には、被爆した子どもたちがいた。2019/12/14

いろ

10
長崎と広島の原爆の日に合わせ平和学習宿題,参考に児童書も読みたいと9歳男児が選んだうちの1冊。敗戦後,帰国し長崎の病院に入院した兵隊さんと入院の子供達との交流話。原爆で家族を失っていたり,呆然とするほど酷い火傷など負う子供達だが,仲良く明るく元気。入院期間中,なついてくれて心和むが,自分が退院の時には見送りに来てくれず…兵隊さんの寂しい気持ちや,子供達の気持ちを思う様子に胸が熱くなった。そして「彼らがまだ生きている保証はない」と回想する文章に苦しい気持ちになった。心象細やかなせいか,息子にはあまり響かず;2017/08/23

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