かや書房<br> なぜ日本は勝てるはずのコロナ戦争に負けたのか?

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

かや書房
なぜ日本は勝てるはずのコロナ戦争に負けたのか?

  • 著者名:木村盛世【著】/和田秀樹【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • かや書房(2022/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784910364131

ファイル: /

内容説明

感染症自体の日本のコロナ被害はまさに〝さざ波〟でした。ところが、対策として、自分の国の状態をまったく考慮することなく、アメリカ、イギリスなどの〝大災害〟であった国の真似をしてしまったために、経済や自殺者、精神医学時には〝大災害〟となってしまいました。これではまるで、胃炎の患者を治療するのに、隣の胃がんの患者を見て、胃を取ってしまったようなものです。例えばスェーデンなどは自分の国の特性、死生観に基づく対策をとったおかげで、感染症、経済、精神医学的な被害、どれをとっても最小限ですみました。実際、イギリスも10/22現在、感染者数は急増していますが、重傷者数、死者数は増えていないため、イギリスの厚生省は、特に対策はとらない、われわれは重症者数、死者数を見ている、と言っています。なぜ、日本は、新型コロナウイルスに対して、自分の国の被害に応じた対策を行い、経済的、精神医学的な被害を最小限に抑えることができなかったのか?つまり、なぜ、日本は「勝てるはずのコロナとの戦いに、総合的には負けてしまったのか?」本書では、感染症の専門家である木村もりよ氏と精神科医の和田秀樹氏が対談により、その原因を追求し、なおかつ、第6波、次の感染症の際にはどんな対応をとれば最も総合的な被害が少ないのかを探ります。第一章 コロナ戦争に勝った国と負けた国第二章 戦争被害者は女性、子供、老人第三章 日本はなぜ負けることになったのか?第四章 非常事態宣言で日本が失ったもの第五章 2009年新型インフルエンザと2019年新型コロナウイルス第六章 コロナ禍でわかった日本の問題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

35
2020年~2021年までに日本が実施した新型コロナ対策の総括的な一冊(木村盛世さんと和田秀樹さんの対談形式)。世界の他国に比べ新型コロナの感染者数や死者数は圧倒的に少なかった日本だが、被害が甚大だったアメリカなどと同じような対策を行ったことで経済は疲弊し自殺者は増加した。本書では、コロナ禍で特に被害を受けた女性・子供・老人の状況についてページを割いて語られる。2022年1月現在、オミクロン株の流行で5度目の緊急事態宣言が発令されそうな雰囲気が漂う中、ぜひとも読んでおきたい作品。2022/01/12

カブトムシ

17
この著者は高齢者のメンタルヘルスの専門家である。老人にも色々の人がいて、いつまでも悟りきれない人も多い。私もえらそうなことは言えないが、老人の多くは騙されているのである。外に出て日光をあびてウォーキングに励みたい。和田秀樹さんのチャンネルの「宗教で見るウクライナ情勢」の動画は、中田考先生をゲストに迎えて参考になった。宗教の観点から見たり、政治の観点から見たり、コロナ禍の観点から見たりして、ウクライナ紛争を理解しているところである。テレビばかり見ている人は、騙されているのがわからない。(2022年4月1日)

めるみ

4
医療の目的は人を幸せにすること。コロナ禍では、幸せよりもコロナに罹らないことや死なないことが優先されている。 自粛も医療行為の一つ。こんなメリットがあるが同時にこんな副作用があると国民が理解した上で、納得して進めなくてはならない。自粛は、医療逼迫を防ぎ死亡者数を減らすのだからと勝手に決められてしまう。まさに強制医療! 自分の身は自分で考え、自分で守る。目先のことだけで狭くならず、冷静に、広い視野で考えよう! この先、経済の大被害と認知症寝たきり高齢者の大増加は予想される。はたして自分は何ができるか。2022/01/30

茂ちゃん

2
これまでの著書で明快な提言をしていた二人の対談本だけに全ての内容が説得力を持っていた。 それと相反するような旧態依然とした厚労省や分科会には怒りを通り越して虚しさすら感じる。 しかし、呆れた彼らを退場に追い込むのは正しい知識と情報を持った良識派である。 その本で多くの良識派が育つのを望んで止まない。 これからの日本の為に…2022/03/15

お魚くわえたザサエさん

1
「感染を抑える」という目に見えやすいことばかり必死になり、経済や人間らしい生活など多くのものを犠牲にしている。2022/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19031534
  • ご注意事項

最近チェックした商品