内容説明
こんなに自由な聴き方があったのか! かしこまって聴くだけなんてつまらない。クラシック音楽は、エッジがきいた耳で味わい尽くせ! 「妄想」や「邪推」までも駆使して、真正面からでは聞こえてこない奥深い魅力にたどり着く、価値観を転換させるほどの一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛理ちゃん88
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著者のアーノンクールへの傾倒をよむ2017/05/27
NyanNyanShinji
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音楽評論家鈴木淳史氏がHMVのクラシックのWebに不定期で掲載されていたエッセイというかCD紹介を、一冊にまとめたもの。著者の文章は軽妙で分かり易く、楽新著が出れば購入していたが最近はすっかりご無沙汰していた。今回も図書館で借りた。今この人の文章を読むと、皮肉を含みだすと言葉のテンポが悪くなり読みづらい。読み手のこちらも随分と変わってしまったのか?とはいえ私もあまりなじみの薄い演奏家だけども、著者おすすめのクサヴィエ・ロトやリュビモフへの文章を読んでいると興味がわきついついポチリそうになってしまう。2022/04/19
wakabon
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「斜め」というと斜に構えているかのようだが、音楽観はむしろ極めてまとも。文系的な装飾のある(?)文章だからと、インパクト重視で編集者はこういうタイトルを付けたくなるのだろうか。 アーノンクール、ヴァントが好きなことは良くわかった。2018/04/30