内容説明
差別や偏見にさらされ行政からも除外されていた男性同性愛者たちは独自のコミュニティを築き上げていたが、エイズ政策を通して国家行政に取り込まれ、社会的な地位を確立していった。その過程を聞き書きなどから検証し、生と性の葛藤と経験を抽出する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カモメ
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エイズの問題に伴って、ゲイがどのように認識される事となったかという内容。当事者の中でもカミングアウトしない人、する人がいて、また非当事者の研究が非当事者ゆえに批判されていた事が興味深かったです。同性愛者は生き方の問題なので、政治的に利用されるのは難しい。「MSM」という概念も初めて聞きましたが、エイズのリスクのある行為をする全ての人に危険性を認知させるのは難しい。また危険性が認知されていても雰囲気に流される事もある。そんな中でエイズとなっても前向きに生きていく事が紹介されていたのが印象に残りました。2018/03/30




